商品コード:1344-020[DGG] K.ベーム指揮/ モーツァルト:交響曲40番K.550, 41番K.551「ジュピター」
商品コード: 1344-020
商品詳細:ベームはDGGでベルリンpo.と一通りモーツァルトの録音を終了した後、もう一度ウィーンpo.で全曲ではないが、新規に入れ直した。時代は既に'70年代半ばに入っていてDGG社も青2本線レーベルになってしまったが、それでもベルリンpo.の時とはかなり異なるスタイルで、別の顔がある。一言で言えば渋さのベルリンpo.に対し、甘さのウィーンpo.と言えなくもない。同じ指揮者でもオケが異なると、これだけ演奏が変わる事に面白さがある。華やかささえ携えたベームの後期も見事。これは3回目録音。コンセルトヘボウo.とのモノラル、ベルリンpo.とのモノラル/ステレオ、ウィーンpo.とのステレオとそれぞれ全く異なる表情を見せる指揮者、カール・ベーム。1958年~1968年までにベルリンpo.とモーツァルトの交響曲全集を録音したが、1973年~1978年今度はウィーンpo.と後期交響曲の録音を始めた。1・25・28・29・31・33・34・35・36・38・39・40・41番の交響曲とアイネ・クライネ、セレナータ・ノットゥルナ、メヌエット K.409を録音。33・39番の2曲はウィーンpo.ではなくウィーンso.だった。全てLPで発売されたか不明だが、ベルリンpo.とは随分に異なる演奏に当時は話題が大きかった。どちらも双璧の人気である。しいて言えばウィーンpo.はやはりオケが上品であり響きが格段に美しい。せめて1960年代の録音であったならお宝級のLPになっていたのは間違いないだろう。全体にテンポは遅く穏やかな表情。オケの違いが大きく音楽の違いとなって表れたケース・スタディと言えるような録音。両方聴いてこそ違いの面白味が理解される。中でも40/41番は絶好のサンプル!
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