商品コード:1344-002[PHILIPS] A.グリュミオー(vn)/ バッハ:Vn協奏曲1, 2番B.1041, 1042

[ 1344-002 ] Bach, Arthur Grumiaux, Guller Chamber Orchestra ‎– Concerto For Violin And Stringorchestra In E Major


通常価格:¥ 4,950 税込

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商品コード: 1344-002

作品名:バッハ:Vn協奏曲集/Vn協奏曲2番B.1042 | Vn協奏曲1番B.1041
演奏者:A.グリュミオー(vn)L.グラー指揮レオン・グラー室内o.
プレス国:フランス, France
レーベル:PHILIPS
レコード番号:A 00782 R
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:10インチ, 25cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:B : 背の一部と表面にテープ貼りと小さな紙シール貼りあり, 背文字消えあり
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---赤/銀Minigroove□33 1/3内溝, フラット重量, 表記されたレコード番号:A 00.782 R, Price Code:Ⓐ, Rights Society:DP, (P)なし, スタンパー/マトリクス:AA 00782▽1R 3 670/AA 00782▽2R-3 670□(ラウンド大文字スタンパー・仏PHILIPSタイプ), フランス・モノラル製造を示すAA***で始まりレコード番号を含む専用マトリクス使用, 補助マトリクス:両面にMade in Franceの刻印, 再補助マトリクス:なし, フランスの670はPHILIPSグループの工場を示すとともにカッティングマスターがPhonodisc B.V.による事を示す, 1950年代スタンパーによる1956年頃製造分, 内溝レーベル・フラット盤の最初期分, これより古いレーベルは存在せず, フランスでの最古レーベル・最厚プレスである, 旧字体の初期マトリクスである, 更に古いマトリクス存在すると思われる(PHILIPSの枝番は非常に多い), ステレオ存在せず, RIAAカーヴではない, PHILIPS音源の仏PHILIPS製作プレス, 12"が存在するがそれは再版である, フランスでのオリジナル, original in Fr.
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---見開中入両面ツヤペラ, 表記されたジャケット番号:A 00 782 R, Price Code:なし, 背文字:あり(黒色・緑背景), ⓅⒸなし, ジャケ裏年号:3-56, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:3-56(当ジャケットである), 製作:Société Phonographique Philips, 印刷:Imprimerie J.Marx et Cie 4 impasse SteFelicite .Paris, フランスでこれより古い10"ジャケット存在せず, 12"が存在するがそれは再版である, オリジナル, original
トピックス:1955年6月モノラル録音, 録音場所不明(ベルギーではないかと思われる), 録音詳細不明, オランダでは1956年頃Philips Phonografische Industrie N.V.によりコピーライト登録・同年PHILIPS:A 00782 R(アズキ/銀Minigroove□33 1/3内溝レーベル・フラット盤・表コートペラ・ジャケット入り)にて初リリース, フランスでは同年PHILIPS:A 00782 R(当装丁)にて初リリース, 英国では英PHILIPS:NBR 6032にて初リリース, 1959年頃各国PHILIPSではG 05326 R(10")で番号が統一され再リリース, 1960年代後期にFontana:695 023 KLで12"発売された, ステレオ存在せず, これがグリュミオーの初回録音, 指揮者レオン・グラーにつては不明, これはフランスでの初年度リリース分オリジナル!

商品詳細:グリュミオーはこの曲を何度も録音しているが、'50年代中頃の当録音が最初のバッハ協奏曲。グリュミオーは好みが分かれ、好きな人には堪らないようだが、一方でバッハには少し軽いという声も。しかしこれを聴く限り、そのような印象はない。彼の真摯な姿勢が充分に発揮された演奏である。音色の明るさはバッハに対して決して不利に働くわけではない。音楽に対する深さが問題なのだ。この時期にあってインテンポの良い演奏。当盤がオリジナル。これはグリュミオーが3回録音したバッハ:Vn協奏曲集の1955年6月の初回録音モノラル録音。グリュミオーはまだ30歳代半ばでこれからという時期であった。生気あふれるものの、あまり歌わず抑え気味の演奏である。レオン・グラー(1890-1972)はマルセイユ出身のフランス人で、ベルギーとフランスで活動した指揮者。1972年にブリュッセルで亡くなった時、82歳だったという。元々はブリュッセル音楽院でセザール・トムソンに学んだヴァイオリニストで、1921年から自分で合奏団を組織して18世紀以前の作品の発掘や演奏に力を注いでいたという。フランス6人組のメンバーたちとも交流があったといわれるが、録音には恵まれていなかったらしく、今日グラーの名前はこの録音でしか見ることができず、ほぼ忘れられた指揮者。当録音はベルギーの可能性が高い。アルテュール・グリュミオー( 1921- 1986)とレオン・グラーの年齢差は31年もあり、親子以上に年の離れた共演であった。この録音は地味に感じる一面があるが、古参指揮者であるレオン・グラーの落ち着いた見識がリードしている節がある。グリュミオーは当時まだ若手であり、31歳年長の指揮者に対して敬意をもって望んだ節が窺える。晩年のように歌い過ぎることもなく、34歳という年齢にしては落ち着いた遊びのないソロを展開している。グリュミオーが華やいだ独自の演奏を始めるのは数年後からである。ハスキルとの共演と比べると随分抑えた折り目正しい演奏に徹している。これはグリュミオーらしさが全開する以前の珍しい時代の記録であり、シェリングのODEON時代のようにある程度、丁寧に抑えた時代を経て、自身の個性を開く時期を辿るのが普通のヴァイオリン奏者なのだろう。そういう点で多くの方が知るグリュミオーらしさがない古い時期の貴重な録音といえる。

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