商品コード:1345-024[DECCA] E.v.ベイヌム指揮/ フランク:交響詩「プシュケ」, ブルックナー:交響曲7番
商品コード: 1345-024
商品詳細:コンセルトヘボウの名匠メンゲンベルクはブルックナーをあまり取り上げなかったようだが、後任となったベイヌムは1945年首席指揮者就任以来、ブルックナーを得意とし、この7番の他に5・8・9番と録音している。オランダにブルックナーを紹介したのがベイヌムと言われる由縁である。7番が最初の1953年録音でDECCA録音。他は5番が1959年3月12日(放送ライヴ録音)、8番は1955年6月6-9日、9番は1956年9月PHILIPSにモノラル録音した。オケは全てコンセルトヘボウo.。5番はLPでは出ていない。録音の詳細は不明だがこれぞDECCAが世界に誇るべきモノラル・ハイファイ録音の真骨頂で、一度この音を聴いてしまうと余程の素晴らしい録音でないと物足りなく感じてしまうだろう。演奏はコントロールされたテンポで決して驚かせるような爆演ではないのだがその説得力は絶大なものがある。全く奇をてらったところがないので何度でも繰り返し聴くに堪える演奏である。ベイヌムはそもそも「ブルックナーの指揮者」ではない。が、誰もそのように思っていないところがミソ。だからこそ、初めて聴いた時の予想を遥かに超える出来栄えに感心してしまう。やや早めのテンポで進むがサビでは一気にテンポを落とす。これがブルックナー好きには一直線に刺さる。ベイヌムらしい、全く不自然さを感じさせないところが良い。ロマンティックな演奏なのに演奏はかなり生真面目で、ストイックに感じる。ここにベイヌムという指揮者の魅力があると思う。音質は本当に凄いの一言!
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