商品コード:1345-021[DECCA] K.ベーム指揮/ R.シュトラウス:影のない女(全曲)
商品コード: 1345-021
商品詳細:カール・ベーム(1894 - 1981)はオーストリア・グラーツ生まれの指揮者。ワルターの招きにより、1921年 よりバイエルン国立歌劇場の第4指揮者に転任。1927年 - ダルムシュタット市立歌劇場の音楽監督に就任。1931年 - ハンブルク国立歌劇場音楽監督に就任。1934年- ドレスデン国立歌劇場総監督に就任。ベームはこの地でR・シュトラウスの「無口な女」の世界初演を行い、さらに1938年にはR.シュトラウスから献呈された「ダフネ」も世界初演した。1943年 にはウィーン国立歌劇場総監督に就任。シュヴァルツコップなど才能ある歌手を次々と見い出して伝説的なベーム・アンサンブルを作り上げた。1944年のシュトラウス生誕80年祭ではR・シュトラウスに祝辞を述べ、作曲者臨席のもと「ナクソス島のアリアドネ」を指揮した。1954年に2度目のウィーン国立歌劇場総監督に就任。1955年11月は大戦で破壊されたウイーン国立歌劇場がついに再建され、前年に芸術監督に就任したベームが再建記念公演で「フィデリオ」、「ヴォツェック」、「ドン・ジョヴァンニ」、「影のない女」を演奏した。ベームは以前にリヒャルト・シュトラウスから指揮について教示・影響を受けている。それでベームはリヒャルト・シュトラウスの大家としても知られ、1955年ウィーンで録音した「影のない女」は世界初全曲録音となった。「影のない女」は当時まだマイナーな作品であった為、DECCAは録音を渋ったが、ベームの強い要望により「ギャラなし・一発録り」で実現したという。管弦楽曲では、1958年、1963年に録音されたベルリン・フィルを指揮しての「ツァラトゥストラはかく語りき」や「ドン・ファン」、「祝典前奏曲」などの管弦楽曲集が知られている。リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の作品において、作曲家自身と親しく、信頼を寄せられていたベームの演奏は、現在も別格の名演とされている。2人は1930年代初頭に知り合い、年齢は20歳以上離れていたが、すぐに親しくなり、シュトラウスはベームのことを「ベーメルル」と愛称で呼び、ベームはシュトラウスを、父親のような友人と感じた。この友情は、1949年にシュトラウスが亡くなるまで変わらなかった。シュトラウスが生きている間に、ベームは彼のオペラやコンサート作品の大半を演奏している。歌劇「無口な女」と「ダフネ」はベームが初演を行い、後者はベームに献呈された。ベームは「譜面に書かれていること以外で彼がどのように演奏されることを望んでいたかなども知っています」とまで言いきっている。「影のない女」ではウィーン芸術週間での公演のあと、リハーサルなしで録音されたものだが、ベームはその出来栄えに満足していたという。クライバーの「ファイガロの結婚」/「ばらの騎士」と同様の決定的名演であることに異論はない。
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