商品コード:1346-064b[DGG] A.セゴビア(gt) / 「スペインGtリサイタル」(全14曲)
商品コード: 1346-064b
商品詳細:英を除き、欧州ではセゴビアはDGGが米DECCAのライセンスで出ているが、米DECCA盤の音が欧州盤を音質的に上回ることは無いと断言する。このDGGは仏初期プレスで、セゴビアの太いガット弦の音とラテンらしい空気感がよく出ていて、独プレスよりもセゴビアらしさが伝わってくる。独DECCAレーベルでも出ているが、全ては揃わないので(カップリングも異なる)、仏DGGで集めることをお薦めする。一つのレーベルに決めないとカップリングなどで重複する。アンドレス・セゴビア(1893-1987)はスペインのギタリスト。音楽史研究者やギター奏者から、「現代クラシック・ギター奏法の父」とみなされている。彼はギターを、ピアノやヴァイオリンと同じような地位に引き上げようと努力し、世界的に演奏され、音楽学校で学ばれるような楽器にしようとした。また、自ら演奏技巧の上達に励んだだけでなく、教育者として、後進のギター指導にも力を惜しまなかった。セゴビアを抜きにクラシック・ギターを語ることは出来ない。「セゴビア・トーン」で知られる、他の人では出せない独特の音の揺らぎが最大の魅力。柔らかくてしなやかだが透明感もある豊かな響きが出せた。1944年、ニューヨークに移り住んで米国DECCAと契約。多くの録音を残した。ギター世界のカザルスといってよい存在である。彼のレコードを聴いてギター演奏家を目指した奏者は数知れない。これはバッハこそ含まないがスペイン作品集で最初の1枚としてはお勧めできる内容。独特の音の揺らぎとイベリア風味がタップリ味わえる素晴らしい1枚である。フランスでの初出はDGGでは無く、CID(Compagnie Internationale des Disques)であることが解かっている。
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