商品コード:1346-035n[ETERNA] ズスケQt./ ベートーヴェン:弦楽四重奏曲16, 12番
商品コード: 1346-035n
商品詳細:ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターだったカール・ズスケ[1934-]が、ベルリン国立歌劇場管弦楽団の第1コンサートマスター時代の1965年に結成したのが、この“ズスケ四重奏団"。LPで聴ける最も麗美なベートーヴェンであることは、今後も疑う余地は無い。モーツァルトが素晴らしいのはもはや当然だが、ベートーヴェンはむしろこんな演奏あるのだろうか?? と初めて聴いた人は驚く?流麗で透明、清流のような清冽でデリケートなベートーヴェンがあって良いのだろうかと、半ばあきれてしまう演奏!ゲヴァントハウスQt.の盤は目にするが、ズスケQt.による当盤はスーパーレア!ドレスデン、ルカ教会の空間に響き渡るその質実で独特の美感を湛えた魅力的なサウンドと、作品の造型をきっちりと描き出す堅牢な構築性を保ちつつカール・ズスケたちにしか出せない美し過ぎる音色はこの録音の最大の魅力。何人も真似すらできなかったズスケ四重奏団でベートーヴェンを聴いてしまうと、ベートーヴェンという作品自体のイメージが根底から変わってしまう危険をはらんでいる。高額の理由は唯一無二の演奏だけでなく、極めてプレスが少なかったことも原因となっている。尚ズスケQt.は1977年ヴェルフ=デッィター・バッツドルフにリーダーの座を譲り、事実上終了する。そこからズスケQt.の後継団体としてベルリン弦楽四重奏団に変更。残り3人はそのままベルリンQt.に残留した。但しベートーヴェンの弦楽四重奏曲の残り全てを録音する為、レコード上で少なくとも1980年までズスケQt.は存在した。日本ではズスケQt.をベルリンQt.と称していたが、それは時の文化省から海外公演などで対外的に使用を許可された名称でETERNAではズスケQt.とベルリンQt.としたことはない。但しOp.59「ラズモフスキー3曲・2枚組」のみ輸出仕様が製作され、そこにはベルリンQt.と表記されていた。徳間音工が日本盤でベルリンQt.としていたのは対外的名称を使用していた為である。ETERNAでもヴェルフ=デッィター・バッツドルフにリーダーが移ってからはジャケットにベルリンQt.と表記している。1967-8年にズスケQt.のデビュー録音であるOp.59「ラズモフスキー3曲・2枚組」が録音された後、しばらく中断(当時全曲録音の計画がなかったが1975年に全曲録音が決まり再開された)していた録音は1975年10/11番の録音で始まった。1980年1月までかかり終了する。ラズモフスキー以降の録音は徳間音工からの要請で実現したらしい。
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