商品コード:1346-025[RCA] W.ランドフスカ(pf) / モーツァルト:Pfソナタ集-2/Pfソナタ13, 5番 他
商品コード: 1346-025
商品詳細:ランドフスカは、ピアノでモーツァルトのソナタをLP2枚分、1955-6年に録音していて、米国では米RCAのLM番号又は箱。SP復刻ではなくLP録音で、音質も良く、彼女ならではの高雅な雰囲気の漂う演奏は、時代を超えて人々を魅了してやまない力がある。希少な仏RCA最初期溝付薄アズキプレスの音は、最良であると思う。ジャケデザインも良く、単なる懐古趣味にとどまらず、心に響く音楽とは何かという点で、忘れてならない何かが込められている。録音場所は米国コネチカット州Lakevilleにあるランドフスカの自宅でのモノラル録音であった。RCAの録音チームがランドフスカの自宅まで出向いてのしっかりした高音質録音で非常に音質は良い。チェンバロ奏者として名を馳せたワンダ・ランドフスカ(1879 - 1959)はポーランド出身のポーランド人。忘れられた楽器となっていたチェンバロを20世紀に復活させた立役者である。4歳のころからピアノを始める。その後、ワルシャワ音楽院に進学しピアノの勉強を続ける。13歳の時にバッハの作品を連ねたリサイタルでデビュー。20歳代前半まではピアノ奏者であった。24歳になった1903年にチェンバリストとしてデビュー。以後チェンバロでのバッハ演奏のスペシャリストとして名を挙げることとなる。しかしピアノを決して捨てたわけではなく、SPでピアノによるモーツァルトのソナタ録音があった。1938年にはパリでピアノ・ソナタ第9番 ニ長調 K. 311、12番 ヘ長調 K. 332、18番 ニ長調 K. 576の3曲をピアノでSP録音している。当RCA録音の時、彼女はすでに77歳の高齢であり、ニューヨークのスタジオまで出向くのは困難と判断したRCA首脳陣が自宅まで録音チームを派遣したのだろう。翌1957年にはハイドンのPfソナタHob. XVII:6、Hob.XVI:34、Hob.XVI:49も録音している。これが最終期の録音となり、1959年8月16日にレイクヴィルの自宅で亡くなった。流石に時代を作った偉人だけあり、ピアノ演奏においても見事というほかないクオリティでの演奏である。時を超越したかのような芳醇で香り高い気品に満ちたモーツァルトである。チェンバロ録音と共に忘れてはならない名演!
ランドフスカの在庫一覧へ
