商品コード:1346-021n[DECCA] E.アンセルメ指揮/ モーツァルト:セレナーデ10番K.361「グラン・パルティータ」
商品コード: 1346-021n
商品詳細:管楽セレナーデの傑作、K.361「グランパルティータ」を紹介したい。アンセルメの非常に珍しいモーツァルトでモノラルのみの発売。ステレオと間違える程の広帯域ですっきりした音。弦が全く入らない13本の管楽器だけによる曲。このジャンルの最高傑作だけに録音は多いが、これはその中でも極めて質の高い演奏。スイス・ロマンドの管楽メンバーの個々の技巧はとても高水準だ。そして、アンセルメにまとめられたこのアンサンブルはとてもモーツァルト的。エルネスト・アンセルメ(1883-1969)に関してはもはや何も語れることがないほど完璧な指揮者である。ローザンヌ大学で数学を学び、数学教師を務めながら音楽を学ぶ。1911年にモントルー管の指揮者となり、1915年からディアギレフのロシア・バレエ団の指揮者となる。1918年にスイス・ロマンド管弦楽団を創設。1968年に引退するまで同楽団で指揮を続け、世界的な楽団に育て上げた。近・現代の曲には定評があり、フランス、イタリアなどのラテン系の音楽とロシア音楽を得意としていた。英デッカ・レーベルにLPレコードにして約150枚もの録音を残した看板指揮者である。モノラル最初期から録音があるが、特にSXLシリーズが始まってからの録音はステレオの効果と相まって正にDECCAを代表する指揮者として世界に知られた。だがモノラル期の構成は更に大きなものが有る点を忘れてはならない。多くの曲のDECCA初演を行い、それらの大半が見事な演奏であり、追従する指揮者が出ないほどの完成度の高いモノラル録音を残している。全体の音質は勿論向上している。色彩感もあり、本物の名演である。ステレオは存在しない。
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