商品コード:1348-045[ERATO] R.スメンジャンカ(pf) / ショパン:ワルツ集(17曲)
商品コード: 1348-045
商品詳細:ショパンの生誕150年(1960年)を記念して、ショパン生誕の国ポーランドのMUZAレーベルが、ワルシャワ・ショパン協会の協力を得て、当時のポーランドの第一線演奏家を総動員し、およそ10年の歳月を費やして完成させた、記念碑的全集。ピアノ曲はもちろんのこと、室内楽、声楽曲など、ショパンの残した全作品(232曲)を収録した全集で、資料的にも貴重なもの(独奏曲202曲、協奏的作品6曲、室内楽作品5曲、歌曲19曲)。使用楽譜は、現代におけるスタンダード原典版ともいえる世界で最も権威のあるポーランドのパデレフスキ原典版(クラクフ版)を使用。MUZAではバラで順次モノラル/ステレオで24枚が発売された。フランスではMUZAとERATOの提携位関係によりマスター・テープの供給を受けて、フランスでマスタリングを行い、ERATOから1970年代中~後期に25枚組が赤い豪華引出箱で発売された。箱番号なく、個別のレコード番号はERA 9005-29。但し一部の曲が全集箱発売以前に単売された。これはその単売されたされた中の1枚で1971年頃のリリースと思われる。ワルツのMUZAでの発売はXL/SXL 0068である。フランスではステレオのみが発売された。曲ごとの録音年は不明だがポーランドでは1959年にモノラルが初リリースされたので1959年またはそれ以前だろう。ERATOプレスは全てステレオでMUZAより10年近く後の発売となるが、MUZAの1959年リリースはモノラルのみでありステレオの発売はERATOと同じ頃ではないかと思われる。全集目的でなく、然もステレオを希望される場合、ERATO盤も良いと思われる。ERATOの独自マスターなのでMUZAと同じ音質ではないが、対抗できる高音質である。複数の音楽家で全集化された企画でスメンジャンカはワルツ全集の他、タランテラ 変イ長調 作品43、子守歌 変ニ長調 作品57、3つのエコセーズ 作品72の3、ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21、ピアノ・トリオなどを担当した。レギナ・スメンジャンカ(1924 - 2011)は1924年地元出身、1949年第4回ショパンコンクールで11位。優勝はチェルニー・ステファンスカ。1950年から1955年にズビグニェフ・ジェヴィエツキの弟子となり、続いて国際的な経歴を打ち立てた。スメンジャンカはショパン音楽アカデミーの教授を1996年まで務め、短い間ではあるが学長を務めた。1970年、1980年、1995年、2000年のショパン・コンクールの審査員を務めた。明るく可憐な女性らしい美しい演奏。名演の多いワルツ集だがこちらも文句なしの名演であり17曲を録音している。
スメンジャンカの在庫一覧へ
