商品コード:1348-044[ERATO] M.コルボ指揮/ グディメル:6つの詩篇曲, ミサ「ル・ビアン・ク・ジェ」
商品コード: 1348-044
商品詳細:クロード・グディメル( 1510 - 1572)はルネサンス期のフランスの作曲家・音楽理論家。カルヴァン派に改宗しており、サン・バルテルミの大虐殺の犠牲になった。1549年にはパリにいたことが分かっており、その地でシャンソンを出版している。おそらくパリ大学に学んだらしい。1557年にメスに移住してプロテスタントに改宗し、その地のユグノーと接触したことが分かっている。しかしながら宗教戦争の時期に、メス市当局のプロテスタントに対する敵意が高まった為、同地を離れ、最初の生地ブザンソンに、次いでリヨンに移った。プロテスタントに改宗してから相当数のシャンソンを作曲した(だいたい1560年頃)。グディメルの作曲様式はホモフォニーを基調としており、とりわけシャンソンにおいては、内声部を活気付けるためにシンコペーションの面白い用法をみせている。ミシェル・コルボ( 1934- 2021)はスイス、フリブール州マルサン生まれ。地元フリブールの音楽学校で声楽と音楽理論を、リボーピエール学園で作曲を学ぶ。1961年にローザンヌ声楽アンサンブルを創設し、その指揮者に就任、ローザンヌ室内o.などと共に積極的に録音活動や演奏旅行をこなしてきた。リスボンのグルベンキアン管弦楽団ならびにグルベンキアン合唱団とも共演を続けて、ジュネーヴ音楽院では教壇に立っていた。とりわけモンテヴェルディやフォーレの録音の他、バッハの受難曲の上演は国際的に知られていた。そのコルボも2021年9月2日、心不全のため87歳で亡くなった。1989年に初来日。音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」にも度々出演した。ERATOは1970年代に入るとフリッツ・ヴェルナーに変わる合唱指揮者としてミシェル・コルボを全面に推し、世代交代を図った。ERATOではそれまであまり録音をしてこなかったバロック/ルネッサンス期の作品を幅広く録音して世に出す目的でコルボを重用することになる。G.ガブリエーリ:サクレ・シンフォニエ集などもERATOでは初の録音となり、ERATOはフランスにおける古楽のトップ・レーベルとしての地位を保つことができた。コルボは特にスイス・ローザンヌとポルトガル・リスボンに2つの本拠地を有し、作品により使い分けるという、これまでにない録音を実現した本格派の合唱団指揮者である。1970年代の宗教・合唱団作品はコルボなしには成し得なかったといってよい。
コルボの在庫一覧へ
