商品コード:1348-043[ERATO] M.コルボ指揮/ G.ガブリエーリ:シンフォニア・サクラ集-1/2
商品コード: 1348-043
商品詳細:ミシェル・コルボ( 1934- 2021)はスイス、フリブール州マルサン生まれ。地元フリブールの音楽学校で声楽と音楽理論を、リボーピエール学園で作曲を学ぶ。1961年にローザンヌ声楽アンサンブルを創設し、その指揮者に就任、ローザンヌ室内o.などと共に積極的に録音活動や演奏旅行をこなしてきた。リスボンのグルベンキアン管弦楽団ならびにグルベンキアン合唱団とも共演を続けて、ジュネーヴ音楽院では教壇に立っていた。とりわけモンテヴェルディやフォーレの録音の他、バッハの受難曲の上演は国際的に知られていた。そのコルボも2021年9月2日、心不全のため87歳で亡くなった。1989年に初来日。音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」にも度々出演した。ERATOは1970年代に入るとフリッツ・ヴェルナーに変わる合唱指揮者としてミシェル・コルボを全面に推し、世代交代を図った。ERATOではそれまであまり録音をしてこなかったバロック/ルネッサンス期の作品を幅広く録音して世に出す目的でコルボを重用することになる。G.ガブリエーリ:サクレ・シンフォニエ集などもERATOでは初の録音となり、ERATOはフランスにおける古楽のトップ・レーベルとしての地位を保つことができた。コルボは特にスイス・ローザンヌとポルトガル・リスボンに2つの本拠地を有し、作品により使い分けるという、これまでにない録音を実現した本格派の合唱団指揮者である。1970年代の宗教・合唱団作品はコルボなしには成し得なかったといってよい。ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1554または1557- 1612)はイタリアの作曲家、オルガニスト。ヴェネツィア楽派の頂点に立ってルネサンス音楽からバロック音楽への過渡期を代表する存在となった。諸外国、とりわけドイツ語圏から留学生を受け入れ、分割合唱による作曲技法を国外に広めた。1585年にクラウディオ・メールロの後任として、聖マルコ大寺院の首席オルガニストに就任。翌年のおじの死に続いて、首席作曲家の地位も手に入れた。サン・ロッコ大同信会のオルガニストの地位も手に入れ、当時イタリアでの影響力のある作曲家となる。大バッハの音楽によって最高潮に達するドイツ・バロック音楽の諸作品は、ヴェネツィアに根を持つこの強力な伝統の上に築き上げられたのである。ガブリエーリは、声楽と器楽のための宗教曲に専念して、音響効果を最大限に追究した。サクレ・シンフォニエ集は声楽を含む大編成かつ多様な音色の宗教曲集である。
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