商品コード:1349-063[VSM] C.フェラス(vn)/ Vn協奏曲/チャイコフスキー, メンデルスゾーン
商品コード: 1349-063
商品詳細:オーディオファイルのメンチャイとして有名な一枚。英HMV盤(ASD 278)は時々見るが、この仏盤は非常に珍しい盤。1933年仏生まれのフェラスとしても、25歳での国際メジャーデビューは大出世である。その後、メニューインとバッハのVn協を録音する等、国際的スター・ヴァイオリニストとしての階段を上って行く。'60年代中頃、カラヤンに気に入られ、DGGへ。フェラスとしても、最も音の美しかった時代の貴重な記録。音質はさすがに素晴らしい。ASDF 152は超希少で英国ステレオ:ASD 278よりクリアーさで勝る!ASD 278はこの2倍はする高額盤!ASDF 152の方が間違いなく音質は良い!クリスチャン・フェラス(1933 - 1982)はフランス、カレーの生まれ。1944年にパリ音楽院に入学してカペー、エネスクに師事。1949年ロン・ティボー国際コンクールにおいて1位なしの2位を受賞した。その会場でピエール・バルビゼと知り合い、生涯に亘るデュオを組むこととなる。DECCA、EMIに素晴らしい録音を残した。1964年カラヤンの口利きでDGGに移籍し、カラヤン付きのソリストとして多くのメジャー協奏曲を録音した。バルビゼとの共演でも、ブラームス、シューマン、フランク、ルクーのヴァイオリン・ソナタを録音した。1975年には、その功績によってパリ音楽院より表彰されたが、健康の不調を理由に、公的な活動からは退く。原因はアルコール中毒と言われており、演奏活動の極度のストレスとうつ病が原因らしい。これらのことからカラヤンのプレッシャーが原因との説が囁かれている。1982年フランス、ヴィシーでバルビゼとの演奏会が最後となった。それから3週間後の9月14日に自宅アパートの10階から投身自殺した。ピアニストと異なり演奏家寿命が短いヴァイオリン奏者。しかしフェラスは30年以上第一線で活躍した。この録音はまだ全盛期の1957年にロンドンで録音され、指揮もシルヴェストリとの共演で完成度も高い名盤としてこれからも忘れられることはないだろう。
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