商品コード:1349-055b[HMV] P.ベルグルンド指揮/ グリーグ:ペール・ギュント第1, 2組曲(全8曲), アルヴェーン, ヤルネフェルト
商品コード: 1349-055b
商品詳細:パーヴォ・ベルグルンド(1929 - 2012)はフィンランド・ヘルシンキ出身の指揮者。1949年にヴァイオリニストとしてフィンランド放送交響楽団に入団。1952年にヘルシンキ室内管弦楽団の創設者に名を連ねる。1962年から1972年までフィンランド放送交響楽団首席指揮者に就任し、1965年にはボーンマス交響楽団とシベリウス生誕100周年記念演奏会を行う。1972年にボーンマス交響楽団首席指揮者に就任後、1975年にヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督に就任している。指揮棒を左手で持つことで有名だった。 2012年1月25日、病気のため死去、82歳であった。エストニア出身の指揮者パーヴォ・ヤルヴィの名親である。世界には北欧作品を得意とした有名指揮者も多いが、彼らは北欧の生まれではない。確かにバルビローリ、コリン・デイヴィスやマゼールの録音には納得し満足がいくものであるが、ベルグルンドの演奏を聴いたら、やはり、本物が持つ力に圧倒されることになる。スケール感やダイナミクスは確かに1960年代の古い録音が良いのだが、ベルグルンドの演奏はこれまで聴き知った演奏とは確かに異なるものがある。これを本場の演奏とありがたがるのか、単なるローカライズされた珍しい演奏とするかは聴いた人次第だろう。音楽の消化の仕方としてどちらも正解であり、どちらかが誤りという事ではないだろう。ベルグルンド指揮ボーンマスso.の演奏は特徴的であり、ベルグルンドの考え方が如実に反映された演奏である点は事実である。そういう文脈でベルグルンドのグリーグは独自の世界感が感じられる。スケールの点でも申し分ない。グリーグの録音はシベリウスほど多くはない。ペールギュント組曲は実に自然体でイメージが頭に浮かんでくる。他にアルヴェーンのスウェーデン狂詩曲は誰でも知っているメロディーだが、題目が出てこない曲。ヤルネフェルトは短い曲だが、北欧のお祭りを祝うような楽しい曲、ムーミンが出てきそうだ。北欧気分満載!!
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