商品コード:1349-049[HMV] 小澤征爾指揮/ リムスキー・コルサコフ:シェヘラザード, ボロディン:ダッタン人
商品コード: 1349-049
商品詳細:1964年から渡米していた小澤にチャンスが舞い込んだ。マルティノンが音楽監督だったシカゴso.で度々ラヴィアニア音楽祭で代役として活躍していた小澤の名は全米に知られており、ラヴィアニア音楽祭ではシカゴso.の出番が多く、その縁もあってメジャーレーベルから小澤に声が掛かる。'60年代、EMI系に日本人指揮者の録音が出ること自体快挙。これらの活躍が認められ1973年小澤はついにボストンso.を手にする。小澤征爾、最初のEMI録音?気負いも無く相当に立派な演奏!小澤征爾(1935- 2024)は最初は長髪でヒッピーのような風貌が特徴で、1959年2月1日から、スクーター、ギターとともに貨物船で単身フランスへ渡る。パリ滞在中の1959年に、第9回ブザンソン国際指揮者コンクール第1位。ヨーロッパのオーケストラに多数客演。カラヤン指揮者コンクール第1位。指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤンに師事。1960年、アメリカ・ボストン郊外で開催されたバークシャー音楽祭(現:タングルウッド音楽祭)でクーセヴィツキー賞を受賞。指揮者のシャルル・ミュンシュに師事。1961年ニューヨーク・フィルハーモニック副指揮者に就任。指揮者のレナード・バーンスタインに師事。同年ニューヨーク・フィルの来日公演に同行。カラヤン、バーンスタインとの親交は生涯にわたり築かれた。1964年、シカゴ交響楽団(当時の指揮者はジャン・マルティノン)によるラヴィニア音楽祭の指揮者が急病により辞退。急遽、ニューヨークにいた小澤が開催数日前に招聘され音楽監督として音楽祭を成功に収め、小澤の名声は全米に知れ渡る。その後の活躍はご承知の通りである。EMIへの初録音となった「シェヘラザード」で最初の録音になる。オケはよく鳴っていて、間の取り方などに欧米人とは異なる小澤の個性と美学が光る。小澤の成功はひとえに自身のスタイルを貫いた結果であり、評価に値する音楽である。多くの名演がひしめくメジャー作品でも小澤の演奏は一味異なる個性に彩られた演奏である。DGGに録音が多い小澤だが、言わずもがなEMI録音のクオリティの高さはカラヤンと同様である。
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