商品コード:1349-048[HMV] H.v.カラヤン指揮/ バルトーク:管弦楽のための協奏曲
商品コード: 1349-048
商品詳細:バルトークの晩年を象徴する「管弦楽のための協奏曲」。カラヤンは当録音以前に2回録音していて、これが3回目の録音である。初回は1953年頃フィルハーモニアo.とのモノラル録音で英COLUMBIA:33CX 1054(1953年発売)→1965年ベルリンpo.とDGG録音・DGG:139 003 SLPM(1966年発売)→1974年ベルリンpo.とEMI録音ASD 3046(1974年発売)となる。カラヤン自身非常に満足した演奏とされていて録音もEMIなので音質もこの時期としてはトップランクである。3回目録音は2回目の1965年録音より完成度が高いのではとの評価がある。1970年代のカラヤンの録音の大半は音楽監督に就任していたベルリンpo.を振っているが、DGG録音とEMI録音の2種が存在する。よく知られたチャイコフスキーの後期交響曲などがEMI録音である。EMIは既にカラヤンとの契約は切れていたものの、ベルリンpo.との契約があった為にこのようなことが発生したのである。勿論EMI録音の方が数は少ないものの、同じ時期の録音のクオリティは大きな差があり、EMI録音の方が格段に音質が良いことは知られている。両者の録音に対する方針に違いが表れた結果といえる。また1970年代のカラヤンは多数の録音を世に出した「帝王」と呼ばれ、ベルリンpo.に君臨する姿は王者としてのイメージを定着させた。特徴である「レガート奏法」が定着したした時期でもある。大袈裟といえるほどの抑揚を付けた手法には人気が高まった。この「オケコン」もそのようなスタイルが結晶した演奏である。これを名演と呼ぶかどうかは、意見の分かれるところだが、カラヤンがこのスタイルによって「帝王」の座を守ったことは確かであり、このスタイルこそがカラヤンである。同時に粗製乱造が囁かれた1970年代だが、特にEMI録音に関しては殆どが当時のトップランクの録音であることに異論はない。
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