商品コード:1349-040[VSM] P.ピエルロ(ob)/ アルビニーノ:Ob協奏曲集
商品コード: 1349-040
商品詳細:アルビノーニのOp.7は合奏協奏曲、オーボエ協奏曲、2つのオーボエのための協奏曲等による全12曲の5声の協奏曲集。このLPでは全12曲~オーボエ協奏曲の4曲とやはり全12曲の5声の協奏曲集であるOp.9~オーボエ協奏曲を1曲選んで全5曲入りのオーボエ協奏曲集とした、ピエール・ピエルロをソリストとしたLPである。オケはジャック・ルーセル指揮アンティカ・ムジカ室内o.による。このオケは1961年ジャック・ルーセルがパリで創設した室内オーケストラである。指揮者のジャック・ルーセル(1911 -2008)はパリ生まれの指揮者。作曲家のアルベール・ルーセルとは特に血縁はないようである。1960年代にLa Voix De Son Maître、PHILIPS、FYなどに多少の録音を残しているものの、あまり著名とは言えない指揮者である。これまで入荷したLPの内容はどれもバロック作品ばかりである。1960年代のパリにはアンティカ・ムジカ室内o.のような室内オーケストラが乱立した時代であり、余程の名声がない限り有名になることはなかった。このようにメジャー・レーベルに録音を残しているだけでも栄誉なことである。ソリストであるピエール・ピエルロの引き立て役となっているが、その実力は申し分なく、1960年代中期という時期にしっかり時代考証がなされたモダン楽器によるバロック演奏が整っている。内容としてはピエール・ピエルロのアルビニーノ:Ob協奏曲集である。ピエール・ピエルロ( 1921- 2007)はパリの生まれのフランスを代表するオーボエ奏者である。1946年からジャン=ピエール・ランパル、ジャック・ランスロ、ポール・オンニュ、ジルベール・クルシエと木管五重奏団を結成して演奏活動を開始し、翌年にはパリのオペラ=コミック座に首席オーボエ奏者として加わった。1969年から1986年までパリ音楽院で教鞭をとった。その前から主にパリ・バロック・アンサンブルの一員として頻繁に来日、読売日本交響楽団(若杉弘指揮)とモーツァルトの協奏曲も演奏した。1960年代から1990年代まで日本で数多くの演奏会に出演した。録音も1950年代から多岐にわたる。
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