商品コード:1349-036[VSM] G.プレートル指揮/ マスネ:エロディアード(ハイライト)
商品コード: 1349-036
商品詳細:マスネの「エロディアード」は4幕6場のグランド・オペラと呼ばれる歌劇。初演は1881年ブリュッセルのテアトル・ド・ラ・モネ。マスネのオペラの中でも有名なアリア「美しく優しい君」がソプラノで歌われる作品。グランド・オペラとは19世紀前半のフランス・パリのオペラ座を中心にして流行した、オペラの一様式。今日では様々な要素において「大規模」なオペラをグランド・オペラ様式と称することが多い。構成上は4幕あるいは5幕の多数幕立てとして、多くの場合バレエを含むことなどが特徴である。19世紀半ば頃から、次第にこの様式のオペラの人気は薄れていった。大きな理由としては、舞台装置などに巨額の費用がかかる割には、19世紀後半からの、より洗練されたオペラ群に対して音楽面での魅力が劣っていると考えられたことがある。それでも、様式としてのグランド・オペラは決して完全に滅びたわけではなく、多くの作曲家がこの様式でのオペラを作曲し続けた。マスネが作曲した三つのグランド・オペラ「ラオールの王」、「ル・シッド」、「エロディアード」の中で本作が最も出来が良いと言われている。マスネの代表作である『ウェルテル』『マノン』や『タイス』など抒情的なオペラとは全く趣が異なる。大規模である為、全曲録音は非常に少なく、初録音は1974年のデイヴィッド=ロイド・ジョーンズ指揮フランス放送管弦楽団と思われる。その後の録音は大半がCD期となる為、このハイライト版は最初期録音であり、メジャー指揮者による1枚で楽しめる良い録音といえる。勿論当録音は最初からハイライト録音で全曲からの抜粋ではない。メロディー・メーカーであるマスネらしく序曲からフランス的雰囲気がタップリでドイツ系とは別世界。1枚で雰囲気が楽しめれば良しと割り切れば、ハイライトは悪くないLPである。レジーヌ・クレスパン、リタ・ゴール、ミシェル・ダン--と有名な名歌手たちの名前が並ぶ豪華なキャストである。アリアも代表作ばかりが並ぶ無駄のない配置でお薦め度100%のLP!日本ではまだまだマイナーなフレンチ・オペラだが一度知ればその良さが理解されるだろう。入門LPとしてもトマ:「ミニョン」とともに打ってつけの1枚。クレスパンとR.ゴールの2人のアリアは絶品!ステレオは希少!
プレートルの在庫一覧へ
