商品コード:1350-051[DECCA] C.アバド/ メンデルスゾーン:交響曲3番「スコットランド」, 4番「イタリア」
商品コード: 1350-051
商品詳細:アバド34歳の1968年デビュー2作目(デビューはベートーヴェン:7番)。ジャケットに写るアバドの若い顔、そして彼の若い情熱がほとばしり出るような熱演。よくライバル視される3歳年上のマゼールは既にDECCAに幾つか録音を残している。自分も追いつけ追い越せと気負ってしまう所だが、アバドは意外にも力みのない爽やかさ。後年彼はイタリア気質全開のスタイルも多くなるが、ここはぐっと抑えて品良く仕上げている。こういうことも出来るのが一流の証!クラウディオ・アバド(1933- 2014)はイタリア・ミラノ出身の指揮者。父のミケランジェロ・アバドは、イタリア有数のヴァイオリンの名教育者であり、ヴェルディ音楽院の校長を務めた。19歳の時には父と親交のあったトスカニーニの前でJ.S.バッハの協奏曲を弾いている。クラウディオはヴェルディ音楽院を経て、1956年からウィーン音楽院(現ウィーン国立音楽大学)で指揮をスワロフスキーに学んだ。1958年クーセヴィツキー国際指揮者コンクール、1963年ミトロープス国際指揮者コンクールで優勝。その間1959年に指揮者デビューを果たした後、カラヤンに注目されてザルツブルク音楽祭にデビューする。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、シュターツカペレ・ドレスデンなどの桧舞台に早くから客演を重ね、確実にキャリアを積み重ねていく。1968年にミラノ・スカラ座の指揮者となり、1972年には音楽監督、1977年には芸術監督に就任する。1979年アンドレ・プレヴィン(在任・1968年 - 1979年)の後任としてロンドン交響楽団の首席指揮者に任命された。1967年からDECCAに録音を行っていたアバドだが、これで正式にロンドン交響楽団を率いてDECCAの録音を進める。但し同時平行でDGGにも録音を行なっており、DECCAとDGGに籍を置くことになるが、何故このような事態になったのかは謎である。ロンドン交響楽団のシェフとしてDECCAへの録音は当然だが、同時期にDGGへ多くの録音が可能であった理由は不明。DECCAにはウィーンpo.との録音もあり、DECCA録音は総じてどれも良い。
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