商品コード:1350-008[VSM] W.ランドフスカ(cemb)/ バッハ:Cemb協奏曲1番, ヘンデル:Cemb協奏曲 他
商品コード: 1350-008
商品詳細:ランドフスカによるバッハ演奏のSPからの復刻LPは平均律クラヴィアやゴルトベルク変奏曲、小品集等数点がCOLHシリーズ以前にFJLPやFALP番号でLP発売されており、それらの番号でかなり良い音質で聴くことができる。しかしこれまでバッハとヘンデルのバッハ:Cemb協奏曲の入荷はなかった。それ以前にそれらの復刻LPが存在する事すら知らなかった。今回FJLP 5056という番号のLPが初めて入荷してその存在を知った次第。バッハはCemb協奏曲1番B.1052で、ヘンデルの2曲もウジェーヌ・ビゴ指揮でビゴ自身のオケによる。調べたデータではバッハが1938年12月、ヘンデルが1937年4月らしい。SP時代の人にとってはこのSPが標準だったのだろうか?しかしエドウィン・フィッシャーも自身のピアノと指揮で1/4/5番を1933-1938年にピアノで録音しており、音源としてはピアノ演奏が先だったようである。そこにランドフスカがチェンバロで登場したという流れだろう。フィッシャーの方は1950年代後期にCOLH番号で大量にプレスされた。しかしランドフスカの1番B.1052はLPではこれまで殆ど見ることがなかったのは何故だろう? ピアノ演奏が市民権を得ていたのであろうか? しかし、ここでやっとチェンバロ演奏の原型ともいえる録音が出てきてほっとしている。ランドフスカは協奏曲でもオケに負けないためにボリュームのあるモダン・チェンバロをプレイエル社に特注したからである。マスタリングができない当時はこの楽器を使って初めて協奏曲録音が可能になったのだと思われる。かくしてフィッシャーのピアノに対抗するチェンバロ版が登場した。何方がその後覇者となったのかは歴史を見れば明らかである。ソロだけでないランドフスカのバッハに興味のある一部の方にこの珍しい初期LPを是非お薦めしたい。
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