商品コード:1351-046[RCA] A.ルービンシュタイン(pf) グァルネリQt. / シューマン:Pf五重奏曲
商品コード: 1351-046
商品詳細:1964年に結成されたガルネリQt.は、巨匠ルービンシュタインを迎えて、Pf五重奏の分野で、1960年代中~後期に、いくつもの歴史に残る録音を残した。ルービンシュタインは、大方の協奏曲の録音を終了し、室内楽に目が向いたのだろう。協奏曲やソロとはまったく異なる、ピアノと新鮮な響きの若いQt.とのコラボレーションは、当時としてはロマンチックであり、なおかつステレオ期にふさわしい。美しいフォルムを持った造形。同じコンビで五重奏のほとんどを録音した。どれも秀演!録音当時79歳のルービンシュタインの力強い演奏には驚かされる。やはりルービンシュタインが指導的なポジションでの進行は安定感が抜群に良い。ルービンシュタインは元々ハイフェッツ及びエマーヌエル・フォイアーマンらと「百万ドルトリオ」で活動していて、室内楽の録音もあったが、やはり活動の主軸は協奏曲やソロ演奏であった。1960年代中期には殆どの曲目の演奏が終わりを迎え、もう一度室内楽のへ目が向いたのだろう。1960年代中期頃からシェリングや、フルニエ、グァルネリ弦楽四重奏団などと組んでモーツァルトやベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームス、ドヴォルザークの作品を録音した。シェリングやフルニエと組んで録音したブラームスのピアノ三重奏曲全集と同じ顔ぶれによるシューベルトのピアノ三重奏曲集で、1975年と1976年にグラミー賞を授与されている。そのほかにも2度グラミー賞に輝いている。このシューマン録音時のグァルネリ弦楽四重奏団のメンバーはアーノルド・シュタインハルト(vn), ジョン・ダレイ(vn), マイケル・トゥリー(va), デヴィット・ソイヤー(vc)である。但しグァルネリ弦楽四重奏団は創設の1964年からチェロ以外のメンバーは交代なしで、チェロだけが2001年にデヴィット・ソイヤーからピーター・ワイリーに交代。つまりLP時代は全て固定メンバーであった。グァルネリ弦楽四重奏団はメリーランド大学カレッジパーク校の付属弦楽四重奏団として長年活動し、2009年に解散した。弦楽四重奏団としてはアンサンブルの技術、そして弦楽奏者としての技術の高さは非常に高いものがある。派手さは全くなく地味といった方が正しいスタイルである。但しやはり米国の団体らしく、わずかながら表現が硬いところがあるものの、欧州盤なら問題にはならないだろう。御大ルービンシュタインとの共演では流石に完成度の高い演奏である。同時期の録音であるブラームスも有名。他にフォーレ、モーツァルト、ドヴォルザークなどの録音がある。
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