商品コード:1351-045[RCA] J.ブリーム(gt) / Gt作品・編曲集
商品コード: 1351-045
商品詳細:米国では1960年に「The Art Of Julian Bream」というタイトルでリリースされたブリームのRCA録音。ジュリアン・ブリーム(1933 - 2020)は英国ロンドンのバタシー出身のクラシックギタリスト。1964年と985年に大英帝国勲章を授与されサーの称号を持つ。ギタリストと言えばスペインという時代に活動を開始した世代である。ギタリスティックな表現を払拭し、普遍的な音楽性をギター演奏に持ち込み、スペインのギター音楽を斬新な切り口で解釈・演奏した。20世紀で最も重要なクラシックギタリストの一人として広く知られている。幼少時から父にギターを手ほどきされ、のちにロンドンの「フィルハーモニック・ソサエティ・オブ・ギターズ」の会長であるボリス・ペロット博士に教えを受けたほか、セゴビアからも指導され、1947年、チェルトナムでギター奏者としてデビューを果たした。その後、王立音楽院に進んで、ピアノ、和声、作曲、チェロなどを学び、同時に独学でリュートの奏法も習得、1951年にはウィグモア・ホールに登場してロンドン・デビューを飾るなど活躍したが、兵役のため1952年に音楽院を去ることとなった。兵役を終えたブリームは、1954年、ヨーロッパ・ツアーを開始し、1958年、北米ツアーも行い、1959年には室内アンサンブルのジュリアン・ブリーム・コンソートを組織するなど演奏活動を本格的にスタート。1955年DECCAとWestminsterにデビューLPを録音した。1950年代後期からオールドバラ音楽祭での演奏を中心に、自身が初演を行ったブリテン『ノクターナル』や得意のダウランドなどを収録。彼はルネッサンスのリュートに対する大衆の関心を新たにすることに成功した。1950年代まではWestminsterに籍があったが、1959年にRCAと契約、1960年発売の当LPがRCAでの初録音となった。その後数点のWestminster録音もあるがアナログ修了期の1980年代後期までRCAで活躍し、多くのギター作品を録音した。あらゆるジャンルにレパートリーを持つマルチなギター奏者。やや硬めの正統的な弾き方なのだが、メロディーの歌わせ方、表現表情がスペインスタイルから完全に独立した独自のスタイルを持つ。所謂正統派の代表格としての存在感がしっかり伝わるLPである。歌心も素晴らしい!フランスでは米国から5年遅れの1965年に「Guitare Classique」というタイトルで初リリ―ス。
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