商品コード:1351-022[RCA] J.モレル/ チャイコフスキー:白鳥の湖(ハイライト)
商品コード: 1351-022
商品詳細:1958年頃ロンドンでRCA録音されたジャン・モレル指揮によるバレエ音楽「白鳥の湖」のハイライト盤。全曲録音はなく、LP1枚分のハイライトである。指揮者ジャン・モレル(1903- 1975)はフランス・アブヴィル生まれ。パリ音楽院でイシドール・フィリップにピアノを、ガブリエル・ピエルネに作曲を、レイナルド・アーンに指揮を学んだ。1921年からフォンテンブローのアメリカ音楽院で教鞭を執りながら、フランス各地のオーケストラに客演した。1939年、モレルはアメリカ合衆国へと渡り、ニューヨーク市立大学ブルックリン校で教鞭を執る。アメリカでの活動を開始した彼は、1944年にはニューヨーク・シティ・オペラの首席指揮者に就任し、その手腕を高く評価された。1949年からは、ジュリアード音楽学校で後進の指導にあたり、次世代の音楽家育成に尽力した。また、ジュリアード音楽学校のオーケストラの指揮者も務め、学生たちに実践的な経験を提供した。1956年からは、メトロポリタン歌劇場のフランス・オペラ担当の指揮者としてその名を知られるようになる。彼のフランス音楽に対する深い理解と情熱は、多くの観客を魅了し、メトロポリタン歌劇場のフランス・オペラ公演の成功に大きく貢献している。モレルの音楽教育と指揮者としての活動は、フランスとアメリカの音楽界に大きな足跡を残した。彼の指導を受けた多くの音楽家たちが、世界各地で活躍し、音楽文化の発展に貢献している。シャルル・ミュンシュが渡米したのが1949年なのでモレルはミュンシュより10年も前に米国に新天地を求めた先駆者的な指揮者。その為録音はRCAを主体とした米国レーベルにあるだけで数も少ない。演奏指揮者よりもアメリカで指揮者、教育者として活躍した人物である。彼の多岐にわたる活動は、音楽界に大きな影響を与え、後世に語り継がれている。これは彼の数少ない録音の一つである。ミュンシュやモントゥーにも引けを取らない卓越した指揮者であることが録音から窺える。非常に俊敏にオケを操りまるでスポーツカーを運転している気分!
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