商品コード:1351-020[Pathé] H.ロスバウト指揮 T.シュティヒ・ランダル(s) 他/ モーツァルト:フィガロの結婚K.492(全曲)
商品コード: 1351-020
商品詳細:ロスバウトは、パテにDTXでフィガロとドン・ジョバンニ、そして、FNACにコシと、結局3曲しか録音が無い。すべてモノラルのみ発売。1955年のプロヴァンスフェスティバルでの上演ライブ録音。ランダル、シュトライヒ等、豪華な顔ぶれで歴史に残る録音のひとつ。このあとDTX5ケタナンバーGGプレスで再発されたが、オリジナルとかなり音質が変わってしまった。この箱はオリジナルとしての風格がある。モノラルとして標準的な音質だが、トータルでトップグループに入る名演。この録音は1955年のエクサン・プロヴァンス音楽祭でのライヴ録音であることは周知の通り。エクサン・プロヴァンス音楽祭はフランスのエクサン=プロヴァンスで毎年7月に開催される音楽祭。オペラが中心であるが、管弦楽・室内楽・声楽・独奏のコンサートも行われる。第1回は1948年に開催され、特設野外劇場であるアルシュヴェシェ劇場で3回か4回、サン=ソヴール大聖堂で1回、さらに町の各場所で6回の演奏会で開かれた。加えて実質的にフランス人には未知であったヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのオペラ『コジ・ファン・トゥッテ』が上演された。翌1949年には『ドン・ジョヴァンニ』が上演され、成功を収めた。更に1955年「フィガロの結婚」が上演され、フランスに於ける最初の本格的なお披露目となった。当時ハンス・ロスバウト(1895-1962)が1948年から1958年まで総監督を務め、毎年モーツァルトのオペラを指揮していた。『コジ・ファン・トゥッテ』はFNAC~発売されている。この舞台は、ホールでなく屋外ステージでの公演だったことでスタジオ録音とは異なる開放感溢れる音質となっている。サン・ジャン大劇場(屋外)と思われる。配役では特にソプラノ陣営が超豪華でドイツからリタ・シュトライヒがスザンナ役でゲスト出演している。シュトライヒはこの時35歳で油の乗り切った時期である。DGGに籍があったシュトライヒがどの様な経緯で参加したかは不明。他シュティヒ=ランダル(伯爵夫人)、ローレンガー(ケルビーノ)という3人が出演。第3幕の「手紙の二重唱」ではシュトライヒとシュティヒ=ランダルの魅力溢れる二重唱を聴くことができる。この組み合わせは後にも先にも当ライヴ以外にはない。序曲が終わると、盛大な拍手が沸き起こりライブ録音であることがわかる。アリアが終わると、やはり拍手が入るところがスタジオ録音とは全く異なる。スタジオ録音の名演であるE.クライバーと比較しても負けず劣らない迫力と熱気に包まれた最高レベルのライヴ録音!のけぞるような序曲は圧巻!音質は非常に良くびっくりするレベル。現代の演奏と異なる点はチェンバロの代わりにピアノが用いられていることである。E.クライバーと双璧の名演!
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