商品コード:1351-006[BAM] G.ドゥヴリ(vn) ルーセル:Vnソナタ2番, ストラヴィンスキー:協奏的二重奏曲
商品コード: 1351-006
商品詳細:1950年代の録音。ヴァイオリンのガブリエル・ドゥヴリは女性奏者ということ以外全く情報がない異色のソリスト。BAMの他PACIFICにも録音を残すが多くはない。詳細は不明のヴァイオリン奏者。ストレートに表現する辛口の解釈を持っている。ルーセルとストラヴィンスキーの2曲で近代のVnとPfの作品集となっている。この人の持ち味が近代作品にぴったりと合って、PACIFICのシューベルト/ベートーヴェンなどよりもいい味わいを出している。ロマン派作品より近代曲で力を発揮するタイプのヴァイオリン奏者である。元々多少変わった表現力を持つ個性的な奏者で、僅かな録音を残すのみである。スタイルは情感を排したストレートな表現で無駄な音を出さない特徴がある。ほとんど謳わず、シンプルな音に全てを託したスタイル。PACIFICよりBAMの方がより希少性が高い。A面のルーセルではイナ・マリカがピアノ、B面のストラヴィンスキーではナディーヌ・デュソシュがピアノを担当している。名前からして二人とも女性ピアニストのようである。2曲とも女性同士のデュオによる演奏である。それにしては随分とシャープで辛口の演奏。ドゥヴリのスタイルがそう感じさせるのだろう。この2曲に関してはさほど録音があるわけではないが、表情や雰囲気も含めてこれを越える演奏は他にないのではと思える完璧な演奏であると思える。1950年代でしかも女性ヴァイオリン奏者でここまでさっぱりと切れ味鋭く辛口のスタイルは珍しい!近代Vn作品に多少でも興味のある方にはお宝級のLPといえる!
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