商品コード:1351-003[Ducretet Thomson] D.E.アンゲルブレシュト/ グノー:ファウスト~抜粋
商品コード: 1351-003
商品詳細:1950年代のパリ(A面)とロンドン(B面)でのモノラル録音。グノーの歌劇「ファウスト」から~前奏曲,~牢獄の情景,~ワルツと合唱の3曲を抜粋したものがA面に入る。ここでは歌も入る。B面は有名な第5幕に入る「バレエ音楽」が全7曲入る構成。何故かB面の「バレエ音楽」はロンドンでロンドンpo.と録音している。全曲録音は存在せず、10"1枚分の抜粋録音のみである。アンゲルブレシュトのLPの中で最も入手困難な1枚である。B面の「バレエ音楽」は別の作品のような印象を受けるが、歌劇「ファウスト」の第5幕のワルプルギスの饗宴の場面に挿入される部分で、1859年パリのリリック座で行われた初演時にはなかった部分だが、1869年のオペラ座での上演に際し、当時のフランス・オペラの慣例に従って第5幕に追加されたものである。全曲版では省略されることもある。7つの部分で構成され、各曲は切れ目なしで演奏される。その後この「バレエ音楽」は単独で演奏されるようになる。またA面の3曲目の「ワルツと合唱」は、第2幕の終結部において、ファウストがマルグリートに近づこうとする場面で演奏される音楽である。単独でもしばしば演奏される。ピアノ、ヴァイオリン、合唱曲にも編曲されており、ピアノ独奏版はランゲ編曲やリスト編曲などが存在する。全曲録音はSP期からあり、最初の録音は1930年アンリ・ビュッセル指揮パリ・オペラ座管弦楽団で行われた。1948年にはトーマス・ビーチャム/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団が英国で初録音している。1951年には米国で初録音が行われ、ファウスト・クレヴァ指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団であった。よく知られたアンドレ・クリュイタンス指揮パリ・オペラ座管弦楽団は1953年のフランスでのLP初回録音。1958年2回目の録音を同オケとモノラル/ステレオで行った。クリュイタンス以降は1966年のリチャード・ボニング指揮ロンドン交響楽団まで間が空く。アンゲルブレシュトは抜粋録音なので殆ど知られていない。この抜粋録音のメインはB面の「バレエ音楽」全7曲であろう。1950年代の前期の録音ではないかと思われる。Ducretet Thomson自体、歌劇の全曲録音は行わない会社なので仕方がない。アンゲルブレシュト自体、歌劇の録音は行わない指揮者であるのでこれは珍しい。また入荷の極めて少ない10"である。ファンにはかなりのレア盤!
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