商品コード:1352-020t[ETERNA] J.カイルベルト/ ウェーバー:魔弾の射手(全曲)
商品コード: 1352-020t
商品詳細:カイルベルトはワーグナー「ニーベルングの指環」を1955年に世界初ステレオ録音した人物でもあり、一時は新譜LPが巷間で話題になったドイツ人指揮者。これは3年後の1958年にベルリンで録音された「魔弾の射手」全曲である。1973年のクライバー (DGG)、1979年のクーベリック (DECCA) が発表されるまで「魔弾の射手」の代表的録音であったがプレスが少なく、オリジナルは希少で高額な為、実際にオリジナル盤をお持ちの方は多くないだろう。重厚であり、厳格なドイツらしさを讃える演奏として、これを超える録音は後にも先にもあり得ない。「魔弾の射手」の原題「Der Freischütz」とは、ドイツの民間伝説にある、「思いのままに命中する弾を持つ射撃手」の意味。伝説では7発のうち6発は狙った標的に必ず命中するが、残りの1発は悪魔の望む所へ命中するとされる。この作品はよく「ドイツ国民のオペラ」と言われる。これまでの恋愛中心のイタリア・オペラとは一線を画し、舞台をボヘミアの森に設定。ドイツの民衆の素朴な活力と神秘を題材にした内容で「ドイツ・オペラの第1号」などとも言われる(実際の真偽は不明)。ホルンが悠然と奏でる印象的な序曲から始まり、深い森を印象付ける短調が支配する曲調。幻想的な味わいを持つ名作である。このオペラの民族的な歌曲が後に古くからの民謡のように歌われるようになったという、どこまでもドイツ的な作品。オーケストレーションや合唱においても完成度が高く、ドイツ・ロマン音楽の基礎となっている。古くはフルトヴェングラーの録音もあり、ドイツ人に敬愛されたオペラである。ヨーゼフ・カイルベルト(1908-1968) といえばTELEFUNKENの重鎮指揮者という印象が強いが、当初はEMI系に籍があり、重要なオペラ録音を行っている。1960年にはETERNAからも発売された。圧倒的な名演としてこれからも定番となる録音であるが、ステレオ・オリジナル盤の希少性が唯一のネックとなっている。尚、独ELECTROLAのステレオ盤は表面隆起の危険因子を持つので注意。ETERNAのステレオは1969年にライセンス製造されたものだが独自のマスターで製造され、ETERNAサウンドに仕上がっている!高額で知られるASD 319-21よりもシャープな音質!
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