商品コード:1352-011[CAPITOL] N.ミルシテイン(vn) / モーツァルト:Vn協奏曲5番「トルコ風」, バッハ:Vn協奏曲1番
商品コード: 1352-011
商品詳細:ミルシテインの中心となるレーベルは3つある。CAPITOL、英COLUMBIAそしてDGG。通常ヴァイオリニストには生涯で最高の時期があるが、この人はそれぞれの時期にそれぞれの良さを持つ。しかし、情熱、エネルギーという観点から見る限りは、このCAPITOL時代が最も充実していた。これはモーツァルトとバッハというカップリングの英国録音。ジャケ記載のフェスティヴァルo.は実はフィルハーモニアo.。契約の関係でCAPITOLでは英国のオーケストラ名を公に記載できなかった。ナタン・ミルシテイン(1904-1992)は帝政ロシア時代のオデッサに生まれた。ペテルブルク音楽院で名伯楽レオポルト・アウアーに学び、1923年にデビュー。1929年アメリカ・デビューを果たし大成功を収めた。1942年、アメリカの市民権を得てニューヨークに住み米国人となる。アウアー門下ながら、ウジェーヌ・イザイにも師事。イザイにも教えを受けたことで、フランコ=ベルギー派であるとされるが、洗練された芸風と音色はフランコ=ベルギー派というだけでは語り切れないだろう。洗練された気品漂う演奏は、「ヴァイオリンの貴公子」と讃えられた。1956年ハリー・ブレックとの共演で、ロンドンで録音されたこのバッハ/モーツァルトはミルシテイン最初期のロンドン録音で、それまでのピッツバーグが中心だった米国CAPITOL録音とは何所か雰囲気が異なる。2曲ともCAPITOLでは最初の録音であり、磨き抜かれた音色で紡がれた演奏は20世紀最高ランクの演奏と評しても問題ないだろう。1年前にバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲を録音していた。
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