商品コード:1354-046[HM] R.ペータース指揮 T.アルトマイヤー(t) E.アーメリング(s)/ ヘンデル:カンタータ集/HWV 124, 134, 230
商品コード: 1354-046
商品詳細:Harmonia Mundiでは1960年代に入り声楽曲を積極的に録音を開始した。中でもソプラノには当時新進気鋭の歌手、エリー・アーメリング(1933-)オランダ生まれが起用され、人気を博した。アーメリングはHarmonia Mundiでの実績を評価され、DECCAのバッハ:宗教作品でミュンヒンガーに起用され、4大宗教曲の録音に参加した。また1968年頃からEMI系の録音もスタートし、その後PHILIPSへ移籍することになる。この録音は1961年頃でヘンデルのカンタータ3曲を収録。A面はテノール歌手のテオ・アルトマイヤーによるテノール・ソロによるカンタータ「見そなわせたまえ、音楽の司なる聖人」 HWV 124が演奏。B面は前期のエリー・アーメリングによるソプラノ・ソロによるカンタータ2曲、「甘いまどろみの中で」HWV 134と「ああ、あまりに不公平なこと」 HWV 230~一部が演奏される。オケは全てコレギウム・アウレウム合奏団で指揮はラインハルト・ペタースが務める。録音はドイツ側で行われ、ドイツHarmonia MundiとフランスHarmonia Mundiの両方から別々に発売された。器楽奏者はそれぞれの曲で異なるが割愛する、いずれもコレギウム・アウレウム合奏団のメンバーである。当時のコレギウム・アウレウム合奏団にはU.グレーリング(vn)、H.M.リンデ(fl)、J.コッホ(gamb)、G.レオンハルト(cemb)等今見ると凄いメンバーが揃っていたことが解かる。特にアーメリングがソロを歌うB面は何とも素晴らしい。コレギウム・アウレウム合奏団は一部の古楽専門家から演奏法の時代考証が甘いという指摘が出ているが、あくまでアカデミズムの世界における意見の一つであり、音楽的側面においては素晴らしい仕事を行ってきたと思う。LPとしての価値は揺るぎないものがあり、批判を出す輩はオリジナル盤を聴いたことがないのだろう。この時期のコレギウム・アウレウム合奏団の演奏は何処をとっても一流であり、1980年代以降のうすっぺらな音は一切ない。仏Harmonia Mundiの黒/銀レーベルは独Sonopress工場へ製造委託したものが多い。
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