商品コード:1354-043b[HM] H.サロメ(pf) / W.F.バッハ:Pf作品集/前奏曲F.19, カプリッチョF.29 他
商品コード: 1354-043b
商品詳細:エレーヌ・サロメは、初期モノ時代の録音ではなかなか味のあるPfを聴かせてくれる。少し遠めのシャルランによる録音は、彼女を実力以上に奥深く感じさせてくれるのかも知れない。W.F.バッハのこの曲は、どちらかと言えば少々深刻めいた曲で、誰でもすぐに楽しめるとは言い難いが、父・大バッハのフーガに少しでも近付こうとした息子の気迫が窺える、そんな意味深なPf。濃緑/金レーベルの音は深みとコクがある。大満足いただけると信じる1枚!超お買い得!パリから電車で5時間ほど南下した場所にヴァルプリヴァというお城がある。意外にもピアニスト、エレーヌ・サロメはこの場所と関係があり、ヴァルプリヴァ文化センターという施設の創設に加わっている。他には音響技師のアンドレ・シャルランも参加したらしい。因みにこの録音はアンドレ・シャルラン本人の手によって行われた。一説によればシャルランが最も信頼を寄せたピアニストがエレーヌ・サロメだったらしい。解説者であるカール・ドニとも関わりがある。関係が深い3人である。曲はマイナーなフリーデマン・バッハだが力を持ったピアニストの手に掛かれば大バッハでも息子でもモーツァルトでもとにかくその音楽に命を吹き込むことができる。エレーヌ・サロメはモーツァルトもHMとシャルラン・ディスクに録音していて、知る人ぞ知る名盤である。アンドレ・シャルランの本分である「ワン・ポイント録音」がどういうものか、この録音ではっきりと知ることができる。自然な音の流れが見えるかのごとく入っている。あまりに自然すぎて技師の存在が消えて無くなる瞬間が訪れる。それこそがシャルランが目指したところだろう。そのマジックを実現させてくれるピアニストがエレーヌ・サロメだった。
サロメの在庫一覧へ
