商品コード:1354-038[HM] R.クレメンチッチ/ 「カルミナ・ブラーナ」Vol.1~5(全5巻完結) [長岡鉄男 外盤A級No.147]
商品コード: 1354-038
商品詳細:長岡鉄男 外盤A級セレクションNo147。クレメンチッチ・コンソートはオーストリア生れの合唱指揮者、レネー・クレメンチッチ( 1928 - 2022)が1957年に創設した古楽作品専門の歌手を含む古楽アンサンブルである。レネー・クレメンチッチはポジティヴオルガン、チェンバロ、リコーダー、シャルマイなどを受け持ち、指揮する。現在までクレメンチッチが芸術監督を務めている。1962年11月20日よりEnsemble Musica Antiquaとしてウィーン楽友協会ブラームス・ホールを会場とする年数回のコンサートシリーズを持たされ、1964年には同じ内容で2回ずつ持つなどして合計7回が数えられた。ウィーン楽友協会におけるEnsemble Musica Antiquaコンサートシリーズは1970年3月24日まで続く。翌シーズンにはウィーン楽友協会でのシリーズコンサートでのアンサンブル名がCapella Musica Antiquaとなり、アンサンブル名クレメンチッチ・コンソートとしての楽友協会コンサートは1972年12月12日より現在まで続いている。レパートリーは中世の吟遊詩人の歌、トルバドゥール音楽やカルミナ・ブラーナなどに収められている世俗的な歌などや、ルネッサンス音楽、ゴシック音楽そして早期バロック時代の宮廷音楽ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー、ヨハン・ヨーゼフ・フックス、ハインリヒ・ビーバー、またギョーム・デュファイやジョン・ダンスタブルなどポリフォニー宗教音楽も含まれる。アンサンブルの構成はその演奏内容によって変化し、国際的に著名な器楽演奏者や歌手も多く参加する。その中にはバロック・ヴァイオリン奏者ヒロ・クロサキやニッケルハルパ奏者のマルコ・アンブロジーニなどがいる。彼らの最も有名な録音はこのカルミナ・ブラーナ・オリジナル全集録音シリーズである。ここで「カルミナ・ブラーナ」について、日本で「カルミナ・ブラーナ」といえばカール・オルフの同名曲のみが知られているが、カール・オルフの作品は作者不詳の古楽の詩歌集であり、カール・オルフは1934年、これらの300篇にも及ぶ詩歌集~24編を選んで大規模な世俗カンタータを作曲し、「カルミナ・ブラーナ」として出版した曲である。これらオリジナルの写本は13世紀前半に書かれたと推測されている。従って作曲年代は不明で更に古いと思われる。カール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」とは完全に分けて考える必要がある。クレメンチッチ・コンソートは1970年代にこれら300編以上の全編を録音し、LP5枚に収め「オリジナル・ヴァ―ジョン・全曲録音」として世に出したのである。日本では一部の古楽ファンに注目されたにとどまったが、その学術的価値は計り知れないものがある。ウィーンではベートーヴェンやブラームスと同列で扱われ、コンサートには多くのファンが来場する大イベントになっている。クレメンチッチ・コンソートは、2人から50人のメンバーで演奏するが、メンバーの顔ぶれはその時の曲目による。バロック、ルネサンス、中世音楽のどのジャンルをも専門の分野とする。
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