商品コード:1354-028p[SUPRAPHON] スメタナQt./ ハイドン:弦楽四重奏曲第67番 「ひばり」, F.X.リヒター:弦楽四重奏曲
商品コード: 1354-028p
商品詳細:スメタナ四重奏団は1943年プラハ音楽院のヨゼフ・ミッカ教授の生徒4人で創設された団体。当初「プラハ音楽院四重奏団」の名称であった。1945年に正式にスメタナ四重奏団に改名された。初代メンバーは第1Vn:ヤロスラフ・リベンスキー、第2Vn:ルボミーツ・コステスキー、Va:ヴァーツラフ・ノイマン、Vc:アントニン・コホウト。1946年に第1Vn:イルジー・ノヴァーク、Va:ヤロスラフ・リベンスキー(元第1Vn)に交代し、このメンバーでLP録音期は固定で活躍した。1956年にVa:ミラン・シュカンパに変わるので1956年以前と以降でVaが変わるだけとなる。1951年に正式にチェコ・フルハーモニー協会所属に登録された。1952年に「プラハ市賞」、1954年に「国家賞」、1959年に「国家厚労省」を受賞した。1957年から米国を始め日本を含めた世界ツアーに出ている。彼らの初録音がスメタナ: 弦楽四重奏曲2番であった。これは1953年と古い録音だが音質は信じ難いほど良く、モノラル・オーディオファイルプレスといえる。ヤナーチェク、ベートーヴェンでも評価の高い団体である。彼らの初期録音の一つであるハイドンの「ひばり」は録音が多い曲だけにスメタナQt.の初期の芸風が良く分かる演奏。湿りけがたっぷりの弦の音が綺麗で音は明るい。1970年代に入ると全体に音がきつく表情も厳しくなるスメタナ。この時期の録音は正に彼らの黄金期と呼んでよい。1956年にVa:ミラン・シュカンパに交代し変化が出る。これは録音の少ないVa:ヤロスラフ・リベンスキー(元第1Vn)時代の貴重な録音!B面のフランツ・クサヴァー・リヒター(1709-1789)はモラヴィア生まれの作曲家。ヨハン・シュターミッツと並んで、マンハイム楽派の創始者であり、プファルツ選帝侯カール・テオドールの高名なマンハイム宮廷楽団に1747年に加わり、作曲家、ヴァイオリニスト、バス歌手として活躍した。マンハイムにおける対位法の大家であり、当時、最も優れた室内楽と交響曲の作曲家であったとされる。1769年にルイ・ガルニエの後任としてストラスブール大聖堂の教会楽長に就任する。最晩年になると、ハイドンの高弟イグナツ・プレイエルを助手に迎えた。著名な門人にカール・シュターミッツ、フランチシェク・クサヴェル・ポコルニー、ヨーゼフ・マルティン・クラウス、フェルディナント・フレンツェルらがいる。弦楽四重奏曲Op.51は1950年代に録音された珍しい録音である。作風はハイドンにも近く、親しめる作品。この時期のスメタナQt.は、まだSP期の面影を残しており、弦の揺らぎをたたえたノスタルジックな表情を持つ。ステレオ期とは別人のような穏やかな空気感。
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