商品コード:1354-002[DF] M.メイエル(pf) / モーツァルト:Pfソナタ18番K.533/494
商品コード: 1354-002
商品詳細:33回転の7"盤。これがオリジナルで再版は無い。10"も12"も存在せず7"のみの発売である。その為、メイエルを集める際、避けて通れない一枚。一時期は10万円程度した高額盤だった。こんな小さな盤が何故高いのか、聴いた方は理解されるだろう。モーツァルトらしさを余すところなく表現しつつ、高貴で、優雅なメイエルのピアノのタッチが、およそ天国的であり、万人に感動と癒しを与えると信じる。'70年代以降の技巧に重点を置いたトルコ行進曲とは一線を画する。これまでマルセル・メイエルのモーツァルトの7インチ盤はEX 17008のモーツァルト:Pfソナタ11番「トルコ行進曲」K.331の1種のみと思っていたが、何ともう1種出てきた。モーツァルト:Pfソナタ18番K.533/494(全3楽章)入りである。レコード番号は「トルコ行進曲」と1番違いの7インチ。モーツァルト:Pfソナタ18番は例外的にK.番号が二つ付く。3つの楽章のうち第1楽章と第2楽章(K. 533)が1788年、第3楽章(K. 494)が1786年、と異なる時期に書かれたからである。1788年1月3日に自作カタログに記載され、同年にホフマイスター社から出版された。第3楽章のロンドは1787年に単独で出版されている(旧モーツァルト全集では『ロンド第2番 ヘ長調 K. 494』として出版された)が、ピアノ・ソナタとしてまとめるにあたってカデンツァおよび27小節にわたる終結部が追加された。アルフレート・アインシュタインは第1、第2楽章と第3楽章の様式の不一致を指摘しつつも、第3楽章の短調のエピソードの見事さを評価し、「あまりに豊かで完全なので、門外漢は「様式の分裂」に気づかないだろう」と評している。メイエルのモーツァルトは2曲の協奏曲と3曲のソナタだけであり、K.311とK.533/494は別々の7インチ発売、K.310はSPのみの発売である。こちらも「トルコ行進曲」K.331同様に高貴で、優雅なメイエル節で展開される。Pfソナタ18番K.533/494は当社初入荷となる希少7"!録音は「トルコ行進曲」K.331と全く同日の1953年5月11日パリである。
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