商品コード:1355-060b[Club Français] C.エルフェ(pf) D.エルリ(vn) R.アルバン(vc)/シャンペイユQt. / ラヴェル:Pfトリオ, 弦楽四重奏曲
商品コード: 1355-060b
商品詳細:エルリ、エルフェ、アルバン(Pfトリオ)、シャンペイユQt.(弦楽四重奏曲)のカップリング。当時のフランス最高ランクの演奏家が顔を揃える、いかにもフランス的な企画。ラヴェルのPfトリオと弦楽四重奏曲を収録。特にエルリの知られざる録音としても興味深く、またB面のシャンペイユQt.の珍しい録音としても貴重である。トリオは、デ・カーブのERATO盤に迫る、幽玄の靄が立ち込める空気。SQはパシフィックのパルナンQt.を贅肉を(ほとんど無いが)そぎ落としたような、少々前衛的ですらある。シャンペイユQt.のラヴェルは2回目録音、当仏Le Club Français Du Disque盤がシャンペイユQt.の最後の録音と思われる。シャンペイユQt.は日本では知られていないが、1930年代フランスの団体カルヴェQt.の第2Vnだったジャン・シャンペイユがリーダーで第1Vn担当となり1950年に結成した団体で、カルヴェQt.の伝統を受け継いでいる。第2Vn:ジョルジュ・バルボン(初代はJ.サンシェ)、Va:モーリス・ウッソン、Vc:マニュエル・ルカサン。初回は10"・1950年録音・SATURNE(幻の名演)、フランスで最初に発売された10"LPらしい。これは幻の10"としてもし完品が出れば30万円でも安いだろう。この2回目録音は1954年らしいがはっきりしない。SATURNEを聴いたことがある方にはこれは違うだろう--とつぶやく演奏と思われるが、それでもパルナンQt.のPACIFICといい勝負の演奏だろう。曲への沈潜度ではパルナンQt.が上だろう。しかし筆者は初回録音を知っているだけに2回目録音にもらしさを感じることができる。確かに初回録音はパルナンQt.をも寄せ付けない神品であった。シャンペイユQtの初録音は1946年の「死と乙女」でSPでリリース。
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