商品コード:1355-059[Club Français] C.エルフェ(pf) / アルベニス:イベリア(全4集)
商品コード: 1355-059
商品詳細:アルベニス 『イベリア』は正式には「12の新しい印象」と呼ばれるピアノ組曲で全4巻からなる。アルベニスが生んだピアノ作品の最高傑作といわれる。各3曲からなり全4巻で合計12曲となる。演奏が困難な曲として知られ、3つの校訂版が存在する。特にラローチャは何度も(4回?)録音しており、ラローチャ盤で聴かれる方も多いと思われる。エンリケ・フェルナンデス・アルボス、カルロス・スリナッチがそれぞれ一部の曲を、ペーテル・ブレイナーが全曲を管弦楽用に編曲した。他にギター用の編曲も知られている。オリジナルはピアノ独奏曲である。これはピアニスト、クロード・エルフェによる殆ど知られていない全曲録音で、さほど多くない全曲録音で注目すべき内容である。クロード・エルフェ( 1922- 2004)はパリ生まれ。10歳から第二次世界大戦の勃発までロベール・カサドシュに師事した。戦時中はレジスタンス運動に身を投じ、少数精鋭、グランゼコールの一つ、エコール・ポリテクニークに進学した。戦後にルネ・レイボヴィッツに音楽理論と作曲を師事。1948年にパリでデビューし、1954年から定期的にドメーヌ・ミュジカルの演奏会に出演した。1950年代から各レーベルに録音があり、特にフランス作品やベートーヴェンのソナタが知られる。ラローチャに比べるとエルフェの演奏は虚飾がない。これを聴くとラローチャ盤は耳に馴染みが良く、聴きやすく演奏されている点が理解出来る。エルフェの方がアルベニスのオリジナルに近いのではと感じてしまう。ピアノ作品も演奏家により大きく印象が変わるのである。
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