商品コード:1355-046[CYBELIA] ルーテスCl四重奏団 / クラリネット四重奏曲集/J.ボンドン, C.アリュー, D.ルシュール
商品コード: 1355-046
商品詳細:このLPには3人の作曲家による3つの4本のクラリネットによる作品が収められている。フランスの有名な楽器メーカーであるアンリ・セルメ(セルマー)が協賛して制作されたLPである。4つのクラリネット以外の楽器は使用しない。3曲ともクラリネット四重奏曲という内容の変わったLPである。A面のジャック・ボンドン(1927-2008)はフランス・ブーシュ=デュ=ローヌ県ブルボンの生まれ。パリ音楽院でヴァイオリンを始め、ジョルジュ・ダンドロ、シャルル・ケクランから和声法と対位法を、ダリウス・ミヨー、ジャン・リヴィエから作曲法を学んだ。1962年に現代音楽室内管弦楽団(OCMC)を設立。6年後にアンサンブル・モデルヌ・ド・パリ(EMP)となった。1974年、文化省の国立ポピュラー音楽委員会の委員に任命。1981年よりパリ20区の市立音楽院の院長を務めている。Cl四重奏のためのモヴィメンティは3楽章のクラリネット四重奏曲。B面先頭のクロード・アリュー(1903- 1990)は本名ルイーズ=マリー・シモンというパリ生まれの女性 作曲家。舞台作品、コンサート作品、映画音楽など、様々な形式で何百もの作品を作曲した。また教師でもあり、フランス放送のプロデューサーおよび音響効果の副部長として働いていた。 1924年にパリ音楽院に入学した。マルグリット・ロンにピアノを教え、ジョルジュ・コサード、ノエル・ガロン、ジャン・ロジェ=デュカス、ポール・デュカスのレッスンを受けた。1932年に作曲部門で一等賞を受賞した。彼女は作曲した「Frédéric Général」でRAIのイタリア賞を受賞した。クラリネット四重奏曲はアリューの代表作である。E♭、2つのB♭、ベースの4つのクラリネットを使用。女性 作曲家らしく最も優美な作風である。D.ルシュール(1908 - 2002)はパリ生まれの作曲家、オルガニスト。パリ国立高等音楽・舞踊学校でジャン・ギャロンに和声学を、ジョルジュ・コサードに対位法を学んだ。その他にシャルル・トゥルヌミールに作曲とオルガンを師事し、1935年にスコラ・カントルムの対位法の教授となった。その翌年、オリヴィエ・メシアン、アンドレ・ジョリヴェらとともに、人間的で非抽象的な音楽を復活させるために「若きフランス」を結成した。1971年から1973年までパリ国立オペラの音楽監督を務めた。フランス組曲も勿論クラリネット四重奏曲である。第3楽章「パストラル」が印象的な作品で出だしから田舎風だが途中からコミカルな要素が混じり合う。「パストラル」はやはり現代的な印象の作風。全てルーテスCl四重奏団による演奏でメンバーはPierre Pelassy(B-fla)、Philippe Leloup(B-fla/Tenor in F)、 Jean-Pierre Monteil([E-flat small)、 Lilian Pages(バス・B-flat)。
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