商品コード:1355-017t[ETERNA] H.コッホ/ モーツァルト:レクイエムK.626, ミサ曲K.427
商品コード: 1355-017t
商品詳細:モーツァルトの宗教曲2曲を3枚組BOXに収めたセット。単売は存在しない。1曲1枚に収めるのが通例だが、1枚に収めることをしたくなかったというのが本当のところだろう。ETERNAで最初の録音となったモーツァルトの大物合唱作品。ETERNAで当時最も権威のあった声楽・オペラ指揮者であるヘルムート・コッホが指揮を担当したことは自然の成り行きだった。東独ETERNAは声楽作品をドイツ語で録音する事にこだわったレーベルで、イタリア系のオペラ作品ですらドイツ語で多く録音している。この類の録音を主導していたのがコッホだった。更に言えばETERNAで最初にブランデンブルク協奏曲を録音したのもコッホ。一曲目のレクイエムはジェスマイヤー版を採用し、恐ろしくゆっくりしたテンポを保つ。合唱も含めた濃密な空気感に支配される。ソロ歌手の声には好みが分かれて然るべきものだが、とにかく濃蜜な宗教色が漂っており、ヨッフムのARCHIV録音といい勝負。ここまで重厚で壮大、熱い熱気の演奏はそうそう存在しない。K.427は約2年後の1964年録音。こちらも同様のスタンスだが、レクイエムよりは多少すっきりした印象。とは言えテンポは他社の録音に比べれば圧倒的に遅く、重厚な音。これがコッホの目指した音なのだろう。
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