商品コード:1356-054[Charlin] U.カッティーニ/ カヴァッリ:ミサ・コンチェルタータ(全曲)
商品コード: 1356-054
商品詳細:フランチェスコ・カヴァッリ( 1602 - 1676)はイタリア・バロック音楽の作曲家。本名は、ピエトロ・フランチェスコ・カレッティ=ブルーニであったが、庇護者のヴェネツィア貴族に因んでカヴァッリとして知られるようになった。1616年にヴェネツィア聖マルコ大寺院の聖歌隊に加わり、1639年には同寺院の第二オルガン奏者、1665年には第一オルガン奏者となり、1668年から同寺院の楽長に就任した。カヴァッリは、17世紀半ばのヴェネツィアにおいて公設歌劇場という形態が振興する上で、最も影響力のある作曲家だった。宮廷楽団の催事のために作曲されたモンテヴェルディの初期のオペラとは違って、カヴァッリの歌劇は、公設歌劇場の限界にかなうように、弦楽合奏と通奏低音からなる小さなオーケストラが利用されている。カヴァッリが作曲した33の歌劇のうち27曲が、ヴェネツィア国立聖マルコ図書館(Biblioteca Nazionale Marciana)に保管されて現存する。宗教曲は少なく「ミサ・コンチェルタータ」は宗教作品の代表作である。指揮者のウンベルト・カッティーニ(1922-不明)はイタリア・ヴェローナの音楽家の生まれ。1950年から1963年までフェニーチェ座の指揮者陣に加わり、1956年にはボローニャ市立劇場で指揮。1956年から1969年までジェノヴァのカルロ・フェリーチェ新劇場の指揮者を務め、1970年から1974年までピサのヴェルディ劇場で指揮した。ミラノ・アンジェリクムo.の指揮者であった。この録音は1960年頃のミラノで行われ、録音はシャルラン本人が行ったが、まだDisques A Charlinができる前の録音でパリ・Archives Sonores De La Musique Sacréeと Angelicumとの共同制作であった。シャルランは外部技師として録音を行い、フランスではLUMENから初リリースされた。LUMENが閉鎖されると音源を買い取り、1968年頃Disques A Charlinで再マスタリングとプレスを行ったものが当盤である。マイナーな作品だが「ミサ・コンチェルタータ」は規模の大きな作品で合唱が充実していて聴き応えのある宗教作品である。当時シャルランはこのような規模の大きな宗教作品を好んで録音し世に出した。シャルラン録音により初めて知られるようになった宗教作品は意外に多い。録音の良さが何より聴いてみようという動機となるはずである。シャルラン自身もそれを望んでいたと思われる。
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