商品コード:1356-028[MUZA] W.ウィウコミルスカ(vn)/ Vn協奏曲/ヴィエニャフスキ:2番, シマノフスキ:1番
商品コード: 1356-028
商品詳細:'70年代にプレスされた水色レーベルのステレオ盤は時々入荷するが、これが最初に出たモノラル。彼女のVnの音も、これが最も良い。この2曲で一世を風靡した彼女の出世作だ。重心の低い音で安定感があり、弦の音は穏やかで細やか。ほのかな甘みさえ感じられる。彼女の妖艶な情熱が炎のように伝わってくる素晴らしいモノラル。特殊な録音を除きこれが決定盤!初期デザインのジャケットに入る。これがウィウコミルスカのデビューLPとなった。ワンダ・ウィウコミルスカ( 1929 - 2018)はポーランド生まれの女性ヴァイオリニスト、音楽教師。タデウシュ・バイルトやクシシュトフ・ペンデレツキらの作品を含む多くの同時代の音楽の世界初演を行い、現代ポーランドの音楽を世界中に普及させた貢献によりポーランド政府から受勲した。晩年はオーストラリア在住で、1734年製のグァルネリを愛用していた。ウージ音楽院にてイレーナ・ドゥビスカに師事して1947年に卒業する。ブダペスト・リスト音楽院に留学して、イェネー・フバイ門下のエデー・ザトゥレツキに師事して1950年に卒業した。パリで演奏会を行うと、ヘンリク・シェリングに誘われその薫陶を受けた。この間1946年にジュネーヴで、1949年にブダペストで、1950年にライプツィヒで行われたコンクールに入賞してから、ワルシャワでタデウシュ・ヴロインスキに師事して、ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールへの出場に向けて準備を整えた。1952年12月の本選では、カロル・シマノフスキの《ヴァイオリン協奏曲 第1番》を初めて演奏し、ユリアン・シトコヴェツキーと準優勝を分け合っている(優勝者はイーゴリ・オイストラフであった)。1955年ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団のソリストに迎えられた。ソリストとしてはこれまでに世界各地で、ニューヨーク・フィルハーモニック他一流指揮者と多くの共演を重ねた。1999年よりシドニー音楽院の教員となり、2001年2月よりメルボルンのオーストラリア国立音楽アカデミーでも教鞭を執っていた。初録音は1949年にMUZAにSPで録音したRachmaninov Romance/Wieniawski Mazurek-Obertas(X 2145)と思われる。1961年にリリースされた当2曲入りLPがLP初録音となり、ウィウコミルスカが知られる切っ掛けとなった。このモノラル盤は希少!尚MUZAでシマノフスキ・ヴァイオリン協奏曲2曲を最初に録音したのはエウゲニア・ウミンスカ(vn)(XL 0026) でウィウコミルスカではない。
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