商品コード:1356-004[VÉGA] A.ベルナイム(pf) / ショパン:Pfソナタ2番, ポロネーズ6番「英雄」
商品コード: 1356-004
商品詳細:VÉGAにショパンを中心に多くの録音を残すピアニスト、アラン・ベルナイム(1931-2022)はパリ生まれ。12歳の時、ゲシュタポに逮捕され、ドランシーの強制収容所に送られ国外追放された経験を持つ。パリ音楽院で学び、1953年にピアノで一等賞を受賞した。 ベルナイムはフルブライト奨学金を獲得した最初のフランス人音楽学生の一人で、ボストンのニューイングランド音楽院でさらに勉強することができた。またドイツではデトモルトでハンス・リヒター=ハーザーに、ブラジル・サンパウロではマグダ・タリアフェロに師事した。 1953年ブカレスト国際ピアノコンクールでウラディーミル・アシュケナージと共に第2位を獲得した。1960年2月25日に赤十字の慈善活動としてニューヨーク市のカーネギーホールでデビューした。アメリカ生活の後、VEGAの専属となり録音を残す。演奏活動と共にフリーメイソンの研究を始める。1963年からフリーメイソンであり、ベルギーの正規グランドロッジとスイスのグランドロッジアルピナに所属していた。フリーメイソンのアメリカ合衆国最高評議会(南部管轄)から賞を33回授与され、ベルギーの大修道院の支部騎士に選出され、スコットランド王立勲章の会員でもあった。また、2076番クアトゥール・コロナティ・ロッジ(イングランド連合グランドロッジ)の正会員に選出された初のフランス人フリーメイソンでもあり、2014年に脱退した。フランス最高評議会は2014年に彼を名誉会員に任命し、2018年にはグランドコマンダー名誉勲章を授与した。現在では、世界的なフリーメイソン研究家として多くの論文を発表し、ピアニストであったことは知られていない。VEGAへの録音はどれも大変個性的で、情緒を排した分析的演奏ながら、堅苦しく感じることは無い。時折テンポに変化をつけて、流れを変える。頭脳明晰なタイプの演奏で面白い。VÉGAではベルナイム、ブリュノフ、カーン、マギンの4人のピアニストたちに分配してショパンの主要作品を録音したが、中でもベルナイムが中心となった。中でも当番号は非常に希少なタイトル!ワルツ集は早めのテンポでよく弾んだ軽快な演奏。コリコリと玉のように弾力に富んだ音が魅力的な個性的演奏。覇気に富んだベルナイムの真骨頂が聴ける録音!Pfソナタ2番の初出はC30S 172、ポロネーズの初出はC30S 159で1961年頃12":30MT 10103が両方を含むLPとして再版された。その後、Pfソナタ2番+英雄ポロネーズのカップリングでドーナツ盤が制作されたと思われる(正確な年代は不明)。45回転で多少33回転より音が有利というメリットしかないが、A.ベルナイム(pf)の7"盤は初めてお目に掛かる珍品!
ベルナイムの在庫一覧へ
