商品コード:1356-001[Chant du Monde] D.オイストラフ(vn)/ バッハ:Vnソナタ第5番B.1018
商品コード: 1356-001
商品詳細:D.オイストラフのバッハ:Vnソナタ録音といえば1960年代にハンス・ピシュナーとETERNA/DGGに入れた全曲録音が知られるが、仏はそれ以前に2曲の単独モノラル録音がある。まず6番B.1019が1956年モスクワで録音され他のソナタとД 03822でMELODIYAのみで発売された。6番B.1019の西側レーベルは存在しない。またそれ以前の1952年12月31日に5番B.1018が録音され、最初にLe Chant du Mondeから7インチ盤で1曲入りで初リリース。1960年になってMELODIYA:Д 06335でモールァルトとのカップリングの12"で発売された。この発売の仕方から見てMELODIYA=Le Chant du Monde共同制作録音の可能性が高い。そうでなければMELODIYAより先にLe Chant du Mondeから発売されることはあり得ないからである。まずETERNA/DGGの全曲録音より格段に演奏が良い。オイストラフの全録音の中でも稀な素晴らしい録音といえる。真摯であり、美しい音色で演奏されている。表現にも畏敬の念が感じられる誠に良い演奏である。D.オイストラフのバッハ:Vnソナタの初期録音は全曲録音とは別次元の名演と言ってよいだろう。初期プレスに関心が高い方にしか、このような良い演奏に出会う機会がないという現実が何とも残念な事である。大多数の方がD.オイストラフのバッハ:Vnソナタはピシュナーとの全集のことだと思われているはずである。それも悪い演奏ではないが、この単独初期録音を聴いた後では相当に印象が変わるであろう。D.オイストラフにも名演はある。このバッハがその一つである点は疑いようがない。
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