商品コード:1395-028p[CAPITOL] ハリウッドQt./ シューマン:Pf五重奏曲Op.44, フンメル: 弦楽四重奏曲2番Op.30-2
商品コード: 1395-028p
商品詳細:ハリウッドQt.は日本の室内楽ファンを相当古い時期から楽しませてきたCAPITOLの看板四重奏団。ベートーヴェンは特に有名だった。1946年ロサンゼルスで結成。ハリウッドの映画スタジオのオーケストラで演奏していたことから「ハリウッド弦楽四重奏団」と名付けられた。フェリックス・スラットキン(1915-1963)が第一vnでリーダー。カーティス音楽院でジンバリストに師事。20世紀FOXオーケストラのコンマスという肩書だった。多くの録音が行われた1955-8年はスラットキン、シュアー、ディンキン、アラーの4人である。1961年にリーダーのスラットキンは指揮者としての仕事が増えたためやむなく解散。しかし2年後の1963年2月心臓発作により47歳で亡くなってしまう。彼らの黄金期は意外にも短かった。この録音はピークを迎える始まりのころで大胆なメロディーを歌い鋼のように筋の通った強い奏法はやがてアメリカの特徴的スタイルとなってゆく。古き良き時代の空気とアメリカの強さがマッチした安定感は今聴いてもスリリングこの上ない。チェロのエレノア・アラー(女性)は、このカルテットのリーダーでであるフェリックス・スラットキンの奥さん。フェリックス・スラットキンはウクライナ系米国人でフリッツ・ライナーに指揮法を学んでいる。17歳の時にはセントルイス交響楽団の副首席奏者となり、指揮者としても大きな活躍をした音楽家である。ハリウッドQtは米国でも珍しい欧州的な雰囲気を感じさせる名四重奏団である。チャイコフスキー、 ボロディン共にスラブ色は廃して理知的だが健康的によく歌う演奏であり、ジュリアードQt.的な米国風ではない。何処か欧州的な風情さえ感じさせる整った演奏。ここではA面にピアノ、V.アラー(pf)を加えたシューマン:Pf五重奏曲を整った端正なフォルムで演奏。B面には、フンメル: 弦楽四重奏曲 2番 を配置。フンメルは演奏されることは少ないハンガリー(現在スロヴァキア)の作曲家。古典派からロマン派への過渡期を示す室内楽曲で、1804年頃の作品。Op.30として3つの弦楽四重奏曲が纏めて発表された中の2番である。モーツァルトの家に住込みで2年間に渡ってピアノを師事。1804年、ハイドンの推薦でエステルハージ家のコンサートマスターに就任。ハイドンが引退すると宮廷楽長となり、1811年までこの地位にあって劇作品や礼拝堂用の宗教作品を手掛け、少年聖歌隊の指導や楽団の指揮にあたった。生前にあっては、ヨーロッパ最高の作曲家、ピアノ奏者の一人に数えられ、ベートーヴェンと並び称される巨匠の一人として音楽界に君臨した。死後から忘れ去られ、20世紀までは一部の曲を除いて知られていなかった。近年その研究が進み演奏や録音も増え、この時代の作曲家にあっては人気を勝ち得ている。チェルニーは生前のベートーヴェンよりは、フンメルの演奏マナーの方を評価していた。生気溢れるオーストリア系作品で退屈な曲ではない。
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