商品コード:1395-027p[CAPITOL] ハリウッドQt. / チャイコフスキー:弦楽四重奏曲1番Op.11, ボロディン:弦楽四重奏曲2番
商品コード: 1395-027p
商品詳細:英DECCAプレス初版の米キャピトル録音。このCLTナンバーがあるということは、それだけ初期の録音を意味する。1950年代初期だけにあるナンバーだ。LXT2000番台に相当する。Brunswickのようなツヤのあるあずき色のレーベルは美しい。時代を考えると、奇跡的な美品。このアメリカスタイル団体によるスラヴ系の曲は、やはりアメリカ的な理知的な演奏になる。スラヴ臭さは微塵も無い。モノの力のあるリアルな音にも惹かれる。古風な空気がたっぷり詰まっている。ハリウッドQt.は日本の室内楽ファンを相当古い時期から楽しませてきたCAPITOLの看板四重奏団。ベートーヴェンは特に有名だった。1946年ロサンゼルスで結成。ハリウッドの映画スタジオのオーケストラで演奏していたことから「ハリウッド弦楽四重奏団」と名付けられた。フェリックス・スラットキン(1915-1963)が第一vnでリーダー。カーティス音楽院でジンバリストに師事。20世紀FOXオーケストラのコンマスという肩書だった。多くの録音が行われた1955-8年はスラットキン、シュアー、ディンキン、アラーの4人である。1961年にリーダーのスラットキンは指揮者としての仕事が増えたためやむなく解散。しかし2年後の1963年2月心臓発作により47歳で亡くなってしまう。彼らの黄金期は意外にも短かった。この録音はピークを迎える始まりのころで大胆なメロディーを歌い鋼のように筋の通った強い奏法はやがてアメリカの特徴的スタイルとなってゆく。古き良き時代の空気とアメリカの強さがマッチした安定感は今聴いてもスリリングこの上ない。チェロのエレノア・アラー(女性)は、このカルテットのリーダーでであるフェリックス・スラットキンの奥さん。フェリックス・スラットキンはウクライナ系米国人でフリッツ・ライナーに指揮法を学んでいる。17歳の時にはセントルイス交響楽団の副首席奏者となり、指揮者としても大きな活躍をした音楽家である。ハリウッドQt.は米国でも珍しい欧州的な雰囲気を感じさせる名四重奏団である。チャイコフスキー、 ボロディン共にスラブ色は廃して理知的だが健康的によく歌う演奏であり、ジュリアードQt.的な米国風ではない。何処か欧州的な風情さえ感じさせる整った演奏。
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