商品詳細：チェロ好きならば、この名前はご存知だろう。通常のチェリストと大きく異なる点は、小品集ばかりを録音したこと。録音のほとんどは仏Odeonで、大半が7インチという変り種。協奏曲はCHSレーベルにラロとシューマンがあるのみ。SPも仏Columbiaに5点、HMVに1点確認している。7インチは全部で7枚存在する。その中の5枚を順番にCD-R-化してゆく。ミシュランについては実のところ詳しい情報がほとんど無い。パリ音楽院で学び、1937年コンクールで優勝し、コンサートソリストとしてのキャリアがスタートしたらしい。誰の耳にも明らかになってしまう小品という分野で、後に続く人が困るような説得力のある録音を残した数少ないチェリスト。濃厚で丁寧な演奏は一度聴いたら忘れることはないだろう。たっぷりと旋律を歌わせ、太く暖かい音色はチェロという楽器の癒しの力を見せつけてくれる。数の勝負ではなく、一曲入魂とは何かを教えてくれる希代の7インチたち。録音は1953〜4年頃。SP復刻ではないと思われる。特筆すべきキズは無い。

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