商品詳細：日本ではなじみの薄い指揮者ゾルタン・フェケテ(1909-1978)はハンガリー生まれの指揮者。彼はブダペストでZoltánKodályとBélaBartók に師事。後にウィーンで指揮法を学び、1950年頃からザルツブルク・モーツァルテウムo.を振ってブルックナー等の録音を行った指揮者。米REMGTONとハンガリーのQUALITONのモノラル期に録音がある。これはフェケテ唯一のSUPRAPHON録音と思われる。しかも最晩年のステレオ録音。ゾルターン・ブラックの変名での録音も多い。長年米国のレコード録音に参加したようで聴いてみると隈取のはっきりしたタイプのように感じる。しかしモノラル黎明期から実績のある指揮者らしく情感の非常に豊かな表現である。欧州西側レーベルにもっと録音があれば今とは異なる評価をされたに違いない。チェコのオケを使っても個性のある演奏をするタイプ。これらマイナー管弦楽作品をまるで交響曲のようにエンターテイメント要素を吹き込み聴き応えのある作品に変えている優れた指揮者である。