商品コード:1110-025p[Pathé] A.v.バレンツェン, M.シャンピ, L.デカーヴ, J.ペンヴェヌティ(pf)/パリのモーツァルト-7/ピアノ・ソナタ第10, 11, 12番, 12の変奏曲変ホ長調K.354「わたしはランドール」による
商品コード: 1110-025p
商品詳細:フランスPATHEがモーツァルト生誕200年を祝う企画としてフランス人演奏家だけを起用して1955年7~12月にモノラル録音を行った「パりのモーツァルト」。最も有名なモーツァルトLPセットとして今では多くの方に知られるようになった。2000年代に入り英国の富豪がオルジナルそっくりの完全コピーセットを製造するなど話題に事欠かないアイテムである。まずタイトルのパリのモーツァルトだがこれは1763-1778年を中心とするモーツァルトがパリで作曲した作品の全てを包括して録音したもので未完成や断章作品まで収録した完全な録音集である。監修者であるフェルナン・ウーブラドゥはその点を考慮してフランスの演奏家だけを選抜したものと推測される。録音時期はSPからLPへ移行してまだ間もない時期で今ではLPのジャケットにその名前を見つけることがなくなったSP期の名演奏家が多数参加している。またサンソン・フランソワのようにこのあと活躍をする若手の顔も交じる。フランス音響文化の総本山であるPATHEが総力を上げて挑んだ歴史的イベントである。家宝ではなく、聴いて楽しんでいたけるレコードとして1点だけだが出品させていただく。1763-1778年の間にモーツァルトは3回パリを訪問しその都度パリの「ギャラント・スタイル」を身に着けていったとされる。ここに収まる7枚のLPの内6枚までが最後の年である1778年に書かれたものである。さて10年程前まで、このオリジナル箱セットはその状態にかかわりなく300万円などという値段で実際に取引されていた。当然当社盤評価の7が全7枚揃ったものなど存在するはずもなく美術品のような性質を持っての価値なのだろう。今回はこの中の最後の1枚が入荷(白ジャケ入り)、それも最も興味を惹かれる最後のピアノソナタが3曲+変奏曲の4曲入りで一人1曲ずつありえないようなメンバーが揃う。SPを含め録音で聴くことのできる最も古い時代の最高のメンバー。この4人がモーツァルトを録音していたという事実だけで既に夢のようなことである。4人とも唯一のモーツァルト録音と思われ、ジョゼフ・ペンヴェヌティはLPは存在しないと思われていた。全曲箱はあまりに凄すぎて手が出ない方にいかが?
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