作品名：シベリウス:交響曲2番Op.43

レーベルタイプ：銀外溝, Made in England, フラット重量, Rights Society:NCR/BIEM, (P)なし, TAX Code:R/T(1955年10月～1957年6月を示す), スタンパー/マトリクス:ARL-1680-1D R/ARL-1681-2D R(ストレート小文字スタンパー・英DECCAタイプ), DECCAモノラル録音・製造を示すCA ARL***で始まりレコード番号を含まない専用マトリクス使用, マトリクスのDはJack Law (ジャック・ロウ)のカッティング担当を指す, RはRIAAカーヴへの変更を意味する, 補助マトリクス(3時):BA/BA, 再補助マトリクス(9時):21/21, 1950年代のスタンパーによる1957年頃の製造分, 旧番号存在せず, 1954年金内溝レーベル(同一番号)で初出, 金内溝レーベル存在する, 銀内溝ツヤレーベル存在する, これより古いレーベル存在する, 最古レーベルではない, 最厚プレスではないが近い, 更に古いマトリクス存在する(1B/1B), これより古い3時存在する, カッティング担当の前任者:Ron Mason (ロン・メイソン・イニシャルB), ステレオ存在せず, RIAAカーヴである, 英DECCA音源の英DECCA制作プレス, 工場:Decca Record Co. Ltd., Pressing Plant, UK., 再版, re issue

ジャケット：ラウンド折返両面コートペラ・Scalloped' Flipback (ホタテ貝の意味), 背文字:なし(初期の証拠), 裏文字:あり(英語解説と英語タイトル), ジャケ裏年号:R.S.9-57, 当社入荷履歴上で最古の年号:R.S.4.54(当ジャケットではない), (P)(C)なし, 写真:不明, 原画/被写体:作者不明のイラストとDecca Publicity Art Departmentによるタイポグラフィー, デザイン:Decca Publicity Art Department, ライナーノーツ:名前の記載なし, 製作:The Decca Record Company Limited, 印刷:Robert Stace(初回分から同じ), これより古い折返紙ペラ・タイプ(同一デザイン)が存在する, 当ジャケが何番目かは不明だが少なくともこの前に1タイプ存在する, 再版, re issue

トピックス：1953年5月ロンドンでのモノラル録音, 録音詳細不明, 編集/マスタリング:Ron Mason, DECCAで最初の一人指揮者全曲録音, 1952-5年ロンドン・キングスウェイホールでのモノラル全集録音, 1番は1952年2月, 2番:1953年5月, 3番:1954年5月, 4番:1954年2月, 5/6番:1955年1月, 7番:1954年2月, 2番は1954年The Decca Record Company Limitedによりコピーライト登録・同年4月に金内溝レーベル・折返紙ペラジャケ入りで初リリース, 1954年製造分で状態のよい盤はなかなかない, これは1957年頃RIAAカーヴに変更されて最初のマスターで製造された盤が1957年製造のジャケットに入るケース, DECCAの旧録音のRIAAカーヴ変更第1陣となった音源につき銀外溝フラット重量盤ながらRIAAカーヴとなっている, 通常は銀中溝レーベルが最も多い, 日本では知られていないが英国でのシベリウスのスペシャリストだったアンソニー・コリンズの2番, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★+

商品詳細：今となっては過去の指揮者となりつつあるアンソニー・コリンズ(1893-1963)。イーストサセックスの生まれ。第一次世界大戦に従軍するも1936年から指揮者として活動。サドラーズ・ウェルズ劇場の指揮者を務めたが1939年に渡米。ハリウッド映画の作曲家として活動しながら、指揮者としてアメリカとイギリスの間を往来した。古巣のロンドンso.とは良好な関係を保ち、シベリウスの交響曲全集をこのオケとモノラル録音した。1950年代末には演奏活動を停止し、ロサンゼルスにて死去。古い世代ながら国際的感覚を持った指揮者だった。代表的録音のシベリウスは英国で最も早い時期である。英国のオケを使い見事にシベリウスらしい寒々とした気分を出している。オケをフルパワーまで使う爆演系でもある。忘れてはならない名将!

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