商品コード:1150-053t[Electrecord] R.ジョルジェスク指揮ティミショアラ・バナトゥルpo/エネスク:シャトレーヌ組曲, 自然の声
商品コード: 1150-053t
商品詳細:ルーマニアのElectrecordは作曲家ジョルジェ・エネスク( 1881- 1955)を生んだ国である。日本ではフランス語表記のGeorges Enescoに倣ってジョルジュ・エネスコとされてきたが、ルーマニア語ではGeorge Enescuと綴られ、ジョルジェ・エネスク、ジェオルジェ・エネスクが正しい。エネスク作品の多くはルーマニアの民俗音楽に影響されており、最も有名な作品としては、2つの「ルーマニア狂詩曲」があるが他の管弦楽作品が録音される機会は少ない。しかしElectrecordに限ってはそうではない。Electrecordでほぼ全ての作品の録音が揃うはずである。作曲家としてのエネスクファンが多いとは思えないが、これまで聴いたことのない曲に新しい発見は付きものである。それはElectrecordでしか体感できない。これはA面にシャトレーヌ組曲、B面に交響詩「自然の声」という管弦楽曲のカップリング。レムス・ジョルジェスクは、ルーマニアの重鎮指揮者であるジョルジェ・ジョルジェスクとは別人で血縁があるかは不明。1932年生まれでティミショアラ・バナトゥルpoの音楽監督である。1970年頃からElectrecordに多くの管弦楽曲・交響曲を録音している。A面の「シャトレーヌ組曲」はエネスク作品では情感あるメロディーで分かりやすい曲である。静かに始まるもスケールを増し高揚感が高まる。美しい旋律が現れる知られざる名秘曲といえる。管弦楽ファンには是非お薦めである。他の録音は聴いたことがなく比較できないが、この演奏は信頼できる。B面にある交響詩「自然の声」は遺作らしい。菅楽器をソロとして効果的に用いた曲で複雑な手法が用いられ晩年作品を感じさせる。「シャトレーヌ組曲」ほど単純ではないがエネスクの作曲家としての才能の高さを知らしめる作品。
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