商品コード:1151-035n[DECCA] D.ライヴリー(pf)/シューマン:トッカータ, ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲(第2部), デュティユー:Pfソナタ(1948)
商品コード: 1151-035n
商品詳細:ピアニスト、デヴィッド・ライヴリー、1953年米国オハイオ生まれ。パリ・エコール・ノルマルで学び、1971年ロン・ティボー・コンクールで5位入賞。翌1972年エリザベート王妃コンクールで4位入賞。これはその時の記念録音。シューマン/ブラームスの他、B面にアンリ・デュティユーのソナタ(1948年作)を録音。こういう場合、演奏者と何かゆかりがあるのが常。今回は不明。殆ど録音されない曲だけにピアノ好きには面白い。この曲の録音とLP発売に関連が?英国DECCAは未発売でベルギーだけのローカルDECCA発売。ライヴリーは優勝ではなかったがマスコミで大きく報じられたようで1972年既にDGGにラヴェルの協奏曲を録音する等コンクール直後から人気をさらい1984年までに少なくとも5枚のLPをリリースしている。エリザベート王妃コンクールから成り上がった音楽家は多くない中で、ライヴリーは特別な成功を見た一握りである。1990年代に入るとかなりの量のCDをリリースしている。このLPがライヴリーの原点となった録音である。通常入賞記念録音が商用とされることは多くないが当LPは入賞記念録音であると同時に販売用として制作したLPのようである。この年ピアノ部門で優勝はソ連のワレリー・アファナシエフ。2/3位は米国の無名ピアニスト。神谷郁代が第6位、エマニュエル・アックスが7位、シプリアン・カツァリスが9位とその後を見ると1~3位入賞が有利ということが言えないようだ。因みに前年1971年のヴァイオリン部門では人気のブルガリアのヴァニャ・ミラノヴァは10位という結果である。ライヴリーの演奏は明快なタッチだが音楽性の高さを感じるものでこのあたりからロシア勢に有利な審査基準になっていくように感じる。逆にフランス勢の名前が出なくなる傾向のようだ。
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