商品コード:1151-015t[ESSENER MUSIKLEBEN] W.ブンダラー(ob) H.ドレッセル指揮/モーツァルト:ザルツブルク・シンフォニー全3曲 ディヴェルティメントK.136~138, ハイドン:Ob協奏曲1番
商品コード: 1151-015t
商品詳細:ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州エッセンで19世紀前半に創業したコンツェルン・クルップはドイツが誇るルール工業地域の核に相当する。アルフレート・クルップは(Alfred Krupp )が優れた鉄道車輪工法を発見し、この車輪が世界中からの受注を受けアルフレート・クルップはドイツの鉄鋼王と呼ばれるまでになる。その財力でクルップが美術品を収集したのがフォルクヴァンク美術館となり、彼の音楽への愛好はフォルクヴァンク芸術大学に発展した。フォルクヴァンク室内o.も1957年クルップの命により創設した室内オーケストラでクルップの別荘であるヴィラ・ヒューゲルで唯一演奏を許された室内オーケストラである。初代音楽監督がこのハインツ・ドレッセル。ドレッセルはエッセン市の音楽活動の中心ともいえるこのフォルクバンク室内o.で、やはりエッセン市が協賛して運営するレーベルであるESSENER MUSIKLEBENに多くの録音を行っている。ドレッセルは勿論フォルクバンク芸術大学の教授でもある。エッセンという街はコンツェルン・クルップと彼が私財を投じて育成した音楽の様々なインフラと共に一大芸術都市へと発展した。ESSENER MUSIKLEBENこそがその遺産を聴くことができるメデイアである。但しヴィラ・ヒューゲルでの録音はMusik auf Villa Hügelという別レーベルで運用している。この録音は1970年代前期だろう。当時でドイツで最も先進的な音楽システムがここにはあったと思われる。B面のモーツァルト・ザルツブルグ交響曲3曲にその証拠を見ることができる。数年前にクリュブ・フランセに録音されたリステンパルトの演奏にかなり近いスタイルである。丁度リステンパルト/ザールの演奏をドイツ的にアレンジするとこんな風になるのではないだろうか。
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