商品コード:1154-048[COLUMBIA] F.カラッチオーロ指揮アレッサンドロ・スカルラッティo. A.タッシナーリ P.エスポジート(fl) / 「バロック合奏曲集」A.スカルラッティ, チマローザ, パイジェッロ
商品コード: 1154-048
商品詳細:指揮者フランコ・カラッチオーロ(1920- 1999)はイタリア、バーリの生まれ。--Wikipedia-- ナポリのサン・ピエトロ・エ・マジエーラ音楽院でピアノを学んだが、ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミアでベルナルディーノ・モリナーリに指揮法を師事して指揮者となった。イタリア国内のオーケストラや歌劇場を客演して回ったあと、1949年からアレッサンドロ・スカルラッティ室内管弦楽団の首席指揮者を務め、在任中の1957年からアレッサンドロ・スカルラッティ室内管弦楽団はナポリ・イタリア放送アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団に名称を変えた。1964年からミラノ・イタリア放送管弦楽団の首席指揮者を務めた。 1971年に、ナポリ・イタリア放送アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団に戻り、1987年に引退するまで、そこの首席指揮者の任に当たった。--Wikipedia-- 今となっては忘れ去られた指揮者だがアレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団はイタリアの室内管弦楽団として今でも名前を残している。1950年代の英国では特にイタリア音楽に関しては現地主義を徹底しており、DECCAは社運をかけてオペラ録音に心血を注いだ。英国COLUMBIAもイタリア音楽への強い志向は同じでモノラル期からイタリアまで録音チームを派遣している。これもその中の一つ。アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団によるイタリア作品集である。クラシック音楽の源流をイタリアに見ていた当然の帰結であろう。当時の演奏様式は時代考証などは完全に無視された形だがイタリア的なパッションが十分体現された録音といえる。北国の音楽家がいかに努力してもイタリア的な感性の表現は不可能であることを知っていたのだろう。アレッサンドロ・スカルラッティ(1660- 1725)はドメニコ・スカルラッティの父である。スカルラッティの音楽は、フィレンツェ、ヴェネツィア、ローマを中心として発展した17世紀の初期バロックにおけるイタリアの声楽様式とモーツァルトで全盛を極める18世紀における古典楽派との間の重要な橋渡しとして位置付けることが出来る。ヴィヴァルディ程の人気は出ていないがイタリア音楽の要であった。録音はナポリとカゼルタで行われている。イタリア伝統の演奏を世界に紹介すべく苦労した英国COLUMBIAに敬意を表したい。
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